放課後カルテ
第10話(最終話) これからも健康でいてほしい
12月21日(土)放送分
女優の広瀬すずさん主演のスペシャルドラマ「津田梅子~お札になった留学生~」(テレビ朝日系)が3月5日午後9時から放送される。日本初の女子留学生として米国に渡り、のちに女子教育の先駆者として活躍した津田梅(後の津田梅子、広瀬さん)の青春を描く。梅子は、2024年度上半期をめどに発行される新紙幣で、5000円札の肖像画に採用されている。
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ドラマは、梅が米国留学を終えて帰国した17歳から、米国に再留学する25歳までをメインとしたストーリー。「僕の生きる道」3部作(関西テレビ)、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ファイト」などを手がけた橋部敦子さんが脚本を担当する。
梅の留学仲間で、後に「鹿鳴館の華」とうたわれる山川捨松を池田エライザさん、捨松と同じく梅の留学仲間・永井繁を佐久間由衣さん、梅らと共に米国に留学するが、目の病気で1年足らずで帰国した吉益亮を宮澤エマさん、梅と同じく留学経験者で当時の日本では最も英語が堪能な人物と評されていた神田乃武(かんだ・ないぶ)を井之脇海さんが演じる。
梅の家族として、伊藤英明さんが梅の父・仙、内田有紀さんが梅の母・初に扮(ふん)する。晩年の梅を演じる原田美枝子さんは、ドラマのナレーションも担当する。このほか、梅らの米国留学をサポートした森有礼(もり・ありのり)をディーン・フジオカさん、初代首相の伊藤博文を田中圭さん、教育者で歌人の下田歌子を平岩紙さんが演じる。
1871年、6歳の津田梅は尊敬する父の勧めで、日本初の女子留学生として米国に渡る。梅のほか、14歳の吉益亮と上田悌、11歳の山川捨松、9歳の永井繁がいて、梅は最年少だった。米国で学び始めて1年後、目の病気にかかった亮と激しいホームシックに襲われた悌の帰国が決まる。梅はショックを受けるが、父の言葉を思い出し、涙をこらえて留学を続ける。
1882年、17歳になった梅は11年間に及ぶ留学を終えて帰国。捨松や繁と「誰もが学べる英語学校を作ろう」と夢を語り合うが、梅は働く場所すら見つからない。国費留学生として国のために役立つ存在にならなければと思い続けてきた梅は、日本での女性の地位の低さにカルチャーショックを受ける。
そんな中、繁が留学で出会った男性と結婚すると言い出す。日本の結婚は男女が対等ではないと考える梅は、心から祝福できない。そんな梅は、繁の紹介で出会った大学教授・神田乃武に胸をときめかせる。その後、梅は伊藤博文の妻子の家庭教師として住み込みで働くことになる。