フジテレビは3月7日、4月期の番組編成を発表した。今回の改編のテーマは「目、新しい。」で、全日帯で枠移行番組やミニ枠をのぞき13の新番組を編成。編成部長の中村百合子さんは7年ぶりの大改編だといい、「デー、ゴールデン、プライム、23時台と全ての時間帯に新番組が誕生します。タイムテーブル全体を通して、多様なエンターテインメントを編成し、“目新しく”様変わりします」と話した。

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　改編率は全日帯は22.4％、ゴールデン帯（午後7～10時）は18.6％、プライム帯（午後7～11時）は23.9％となった。「熱狂的な番組コンテンツで日本中の心を揺れ動かすという意思」のもと改編を決め、「面白いことにもっと貪欲に、新しいことにもっと果敢に番組作りにまい進していき、新しくなることがゴールではなく、視聴者に感動、笑い、刺激をもっと届けたい」とコメント。4月からは動画配信サービス「TVer（ティーバー）」でのリアルタイム配信もスタートさせ、「一人でも多くの皆様の視聴習慣となり、日常に溶け込んでいくのを目指したい」と語った。

　情報バラエティー番組は、俳優の坂上忍さんがMCを務める「バイキングMORE」（毎週月～金曜午前11時55分）が今春で終了。「笑っていいとも！」の後を受けて、2014年4月1日に「バイキング」としてスタートした番組で、8年間の歴史に幕を下ろす。4月4日からは新番組「ポップUP！」（毎週月～金曜午前11時45分）がスタート。世の中で話題になっている出来事を取り上げ、「見たい」「知りたい」「聞きたい」にこだわった情報＆ライフエンターテインメント番組で、同局の佐野瑞樹、山崎夕貴の両アナウンサーが進行MCを務める。

　ドラマは、水曜午後10時にドラマ枠「水10ドラマ」を新設。2016年に放送された「フラジャイル」以来、約6年ぶりの“復活”で、第1作として俳優の間宮祥太朗さん主演の「ナンバMG5（エムジーファイブ）」を4月13日から放送する。小沢としおさんの不良マンガ「ナンバMG5」「ナンバデッドエンド」（ともに秋田書店）が原作。間宮さんは“脱ヤンキー”を決意するものの、次々と事件に巻き込まれてしまう生粋のヤンキー・難破剛（なんば・つよし）を演じる。

　バラエティーは、日曜午後8時にお笑いコンビ「千鳥」がMCを務める「千鳥の鬼レンチャン」をレギュラー放送。千鳥が「かまいたち」やゲストと共に、挑戦者たちの様子を見ながら「彼らが何レンチャン（＝連続成功）できるか？」を予想する番組で、過去に4回特番として放送された。5月1日スタート。

　日曜午後9時には、「アンガールズ」の田中卓志さんがMCを務める新番組「呼び出し先生タナカ」を放送する。多ジャンルにわたるさまざまなゲストが生徒としてタナカ先生に呼び出され、“一斉テスト”に挑戦させられるという内容で、勉強と笑いを融合した“お笑い教育番組”となる。4月24日放送開始。

　月曜午後8時は、お笑いコンビ「ウッチャンナンチャン」の内村光良さんがMCを務めるバラエティー番組「痛快TV スカッとジャパン」が3月でレギュラー放送を終了。今後は不定期特番として放送される。後番組には、昨年9月と今年1月に特番で放送された「あしたの内村！！」が4月からレギュラー化。「もし、あした○○するなら」をテーマに、“あした起きるかもしれない”状況をシミュレーションし、対処法を伝えるバラエティーで、引き続き内村さんがMCを担当する。

　月曜午後11時は、人気グループ「関ジャニ∞」の冠バラエティー番組「関ジャム∞クロニクルF」が3月で終了。水曜10時に放送されていたバラエティー番組「突然ですが占ってもいいですか？」が枠移行する。月曜深夜0時55分に、関ジャニ∞の新しい冠バラエティー番組「関ジャニ∞の『あとはご自由に』」（関東ローカル）が放送される。メンバーがこれまで見せなかった色気ある大人な部分に迫りながら、今でも変わらない自由奔放でピュアな部分を浮き彫りにしていく番組で、「汗をかきながら挑む企画」を放送するという。5月9日スタート。

　木曜午後11時は、トークバラエティー番組「アウト×デラックス」（木曜午後11時）が3月で終了。後番組として、2020年11月から特番で4回放送された「トークィーンズ」がレギュラー化する。女性タレントが最強女性軍団“トークィーンズ”を結成し、ゲストの素顔や新たな魅力を引き出すトークバラエティーで、タレントの指原莉乃さん、お笑いタレントのいとうあさこさんがレギュラーMCを務める。4月7日放送開始。