ミステリと言う勿れ:「佐々木蔵之介劇場」と熱演が話題に 実写の“橘高”に「体温感じた」「本当に生きてるみたい」と(ネタバレあり)

連続ドラマ「ミステリと言う勿れ」第9話のワンシーン(C)田村由美/小学館 (C)フジテレビジョン
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連続ドラマ「ミステリと言う勿れ」第9話のワンシーン(C)田村由美/小学館 (C)フジテレビジョン

 俳優の菅田将暉さん主演のフジテレビ系“月9”ドラマ「ミステリと言う勿(なか)れ」(月曜午後9時)の第9話が3月7日に放送された。同話では、前回に引き続き佐々木蔵之介さんが橘高勝役でゲスト出演。熱演を繰り広げ、視聴者から「佐々木蔵之介劇場」と反響を呼んだ。

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 ◇以下、ネタバレがあります

 第9話では、久能整(菅田さん)が天達春生(鈴木浩介さん)に誘われて参加した山荘でのミステリー会で、天達のパートナー・美吉喜和(水川あさみさん)の死の真相について知った。5年前、ストーカー被害に遭っていた喜和はこの山荘に身を隠していたが、なぜかストーカーがやって来て、殺されてしまったという。

 山荘に来る前、整と風呂光聖子(伊藤沙莉さん)はそれぞれ天達から、参加者の中で「うそをつく人」「うそをつかない人」を見ていてほしいと頼まれており、2人は何か裏があると考えていた。

 そんな中、参加者を観察していた整はあることに気づく。それは天達の同級生である橘高が時々鼻を触ること。心理学的には「人はうそをつくときに鼻を触る可能性がある」とされており、それまでの橘高の発言には矛盾する点も見受けられていた。

 整に指摘された橘高は、喜和が殺された当日、山荘に来ていたことを告白。その日、喜和から連絡を受け、「若宮」という友人から電話があったら居場所を教えてほしいと頼まれていたという。ところが、橘高は電話口の相手が名乗る前に口を滑らせてしまい、不安になって山荘を訪れたところ、喜和がストーカーと共に死んでいたのを見つける。橘高がそのことを天達に伝えなかったのは、自らのミスを知られたくなかったからだった。

 そこから、最近都内で起こっている類似の事件でも、橘高が市役所勤務である自身の立場を利用して殺人を教唆していたことが発覚してしまう。全てを明かされた橘高は、「(喜和の事件のことを)悔やむのに疲れた。仕事も頭打ちな上に、親の介護で時間もない。山にも行けない。たぶんストレスなんだろう。ストーカー操ってやったら少しは気が晴れたもんな」と白状。自分がいろいろなことに縛られている間に、好きなことをして日々を過ごす天達や蔦薫平(池内万作さん)にも嫉妬心を抱いていたことを打ち明ける。

 そして、橘高は「俺を恨めばいい。喜和さんを殺したのは俺なんだから」と口にする。すると、整は「喜和さんの事件が起こったのは橘高さんのせいじゃない。あなたは人の役に立とうとして犯罪に巻き込まれただけ。本来はケアされるべき側の人間でした」と伝え、橘高にはまだ天達を思いやる気持ちもあると見抜く。本心を見透かされた橘高は涙をこぼして……と展開した。

 本作は、田村由美さんの同名人気ミステリーマンガ(小学館)が原作。SNSでは、「佐々木蔵之介さんの橘高は体温を感じた」「佐々木蔵之介さんの橘高、見事だ。本当に橘高が生きてるみたい」「佐々木蔵之介という俳優ではなく、一線を越えて狂っていく“橘高勝”がそこにいたように思えた」と演技力を称賛する声が相次いだ。

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