劇場版アニメ「竜とそばかすの姫」の細田守監督と、音楽監督を務めた作曲家の岩崎太整さんによるWOWOWのトーク番組「シネマセッション」が21日から、WOWOWオンデマンドで配信される。WOWOWで21日、同作が初めて放送されるのに併せたもので、両氏は同作に込めた思いや制作秘話を語る。
ウナギノボリ
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「竜とそばかすの姫」は、過疎化が進む高知県内の自然豊かな町で父と暮らすすずが、“もう一つの現実”と呼ばれる仮想世界<U>(ユー)に足を踏み入れ、成長していく姿を描く。ミュージシャンの中村佳穂さんが主人公のすず(ベル)、俳優の佐藤健さんが謎の存在・竜の声優を務めた。
同作はディズニー映画「美女と野獣」がモチーフで、細田監督は番組の中で「僕がアニメーション制作を頑張ろうと思わせてくれたアニメが、制作会社に入社した1991年に公開された『美女と野獣』でした」と明かす。
さらに「ある時、記者から『そんなに好きなら自分で作ればいいじゃないですか』と言われたんです。自分で作るなんて考えたことがなかったのですが、これを機会に、本当にリメークをするならどうすればいいのかを考えるようになりました」と振り返る。
岩崎さんは「物語の舞台となる<U>の世界観では、多様性が一つのテーマだったので、複数の作曲家を絡めて制作をしたいと考えていました」と明かす。コロナ禍で、作曲家同士がリモートで意見交換を重ねたといい「インターネット上の仮想空間がテーマの本作ですが、インターネットがなければ今回の楽曲制作はできなかったと思います」と話す。
「竜とそばかすの姫」は、21日午後1時からWOWOWプライム、同日午後8時からWOWOWシネマで放送される。
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