天国大魔境:「それ町」石黒正数のSFマンガが2023年テレビアニメ化 プロダクションI.G制作

「天国大魔境」のティザービジュアル(C)石黒正数・講談社/天国大魔境製作委員会
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「天国大魔境」のティザービジュアル(C)石黒正数・講談社/天国大魔境製作委員会

 マンガ「それでも町は廻っている」などの石黒正数さんの人気SFマンガ「天国大魔境」が2023年にテレビアニメ化されることが10月18日、分かった。アニメ「攻殻機動隊」シリーズ、「PSYCHO-PASS サイコパス」などで知られるプロダクションI.Gがアニメを制作する。メインキャラクターのマルとキルコが描かれたティザービジュアルも公開された。

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 「天国大魔境」は、2018年から「月刊アフタヌーン」(講談社)で連載中のマンガ。未曽有の大災害により廃虚と化し、異形の化け物が巣食う2039年の日本が舞台のSFアドベンチャー。東京・中野で便利屋を営むキルコは、とある女性から「この子を“天国”に連れて行って」という謎の依頼を受け、少年・マルと共に“天国探し”の旅に出ることになる。「このマンガがすごい!2019」(宝島社)のオトコ編1位に選ばれたことも話題になった。コミックスが第7巻まで発売されており、最新8巻が11月22日に発売される。

 原作者の石黒さんは、アニメ化を記念したイラストを寄せ、「いや実は、滅び朽ちた日常風景の荒涼とした美しさや絶望感を描き出す手段としてはアニメが最も向いていると思っていました。しかし僕はマンガ家ですからモノクロの静止画で四苦八苦していたわけですが……まさかアニメ化の企画が動き出すとは。アニメの生命を吹き込まれたキルコとマルがどんな旅をするのか、楽しみにしています」と話している。

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