SPECIAL EDITED VERSION 『ONE PIECE』魚人島編
第1話 再出発!集う麦わらの一味!
11月3日(日)放送分
車田正美さんの人気マンガ「聖闘士星矢」の3DCGアニメ「聖闘士星矢:Knights of the Zodiac」の第2シーズン「聖闘士星矢:Knights of the Zodiac バトル・サンクチュアリ」の全12話が、U-NEXT、Huluほか動画配信サービスで一挙配信をスタートした。「聖闘士星矢」は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1985年12月に連載をスタートしたマンガで、第2シーズンはファンの間でも人気の「聖域(サンクチュアリ)十二宮編」を描き、主人公・天馬星座(ペガサス)の星矢率いる青銅聖闘士(ブロンズセイント)と黄金聖闘士(ゴールドセイント)が死闘を繰り広げる。子供の頃から「聖闘士星矢」の大ファンという星矢役の森田成一さん、鳳凰星座(フェニックス)の一輝役の小西克幸さんも十二宮編には特別な思いがあるという。森田さん、小西さんに「聖闘士星矢」への熱い思い、第2シーズンについて聞いた。
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森田さん ファーストシーズンはまさに始まりでしたが、一番盛り上がる十二宮編です。一ファンとしても見たかったので、やっと到達した!という気持ちで、とてもうれしいです。自分自身の小宇宙(コスモ)も盛り上がっています。
小西さん 僕も十二宮編をやらせていただけるのがうれしいです。僕たちは最初に冥王ハーデス編(2005年)を演じさせていただきましたが、十二宮編ということで、ようやくここまできた!という気持ちです。やっぱり黄金聖闘士(ゴールドセイント)が格好いいですし、子供の頃、「何座なの?」とワイワイ盛り上がっていましたしね。個人的にも楽しみでした。
森田さん 僕が中学2年生の時、4月に原作の連載が始まり、秋にはアニメ化された作品です。今回の新しい「星矢」に同級生はかなり喜んでましたね。当然、当時放送されたアニメを見ていた世代ですし、アニメが復活し、フルCGの現代の映像としてどう描かれるのか? 同級生の森田がどう演じるのか?とみんなドキドキワクワクしていました。子供と一緒に見ていた人は、子供がペガサス流星拳のまねをしていたようです。
小西さん 僕も学生の頃に散々まねしました。ダイヤモンドダストもね。
森田さん 縄跳びを持ってネビュラチェーンをやったりね。
小西さん そうそう(笑い)。僕は友達が少ないから、周りの反応がちょっと分からないんですけど、見てくださった方からはCGがすごい!という声をいただくことが多かったです。僕も最初はどうなるんだろう?と思っていたんです。収録の時も映像がキレイで、配信を見ると、さらにブラッシュアップされていて、今の技術はすごいな!と感じました。キレイな映像で技を放つと、やっぱり格好いいんです。個人的にもめちゃくちゃテンション上がりました。
森田さん 星矢のオーディションを受けた時、既に車田先生の「リングにかけろ」で高嶺竜児も演じさせていただいたので、難しいんじゃないか……とも思ったのですが、当時の所属事務所に「どうしてもマイクの前でペガサス流星拳と叫びたい!」と必死にお願いして、なんとかオーディションに入れてもらったんです。
小西さん 僕と一緒だ……。僕も「オーディションのスケジュールが合わないから無理」と言われたけど「どうしても受けたい!」って言って、オーディションに入れてもらったんです。
森田さん やっぱりマイクの前で叫びたいんです! 記念受験みたいでした。もうワクワクして、渾身(こんしん)のペガサス流星拳を出したわけですよ。子供の頃から夢見ていたペガサス流星拳、何度もやってきたペガサス流星拳を今こそ披露しよう!と。奇跡的にオーディションで選んでいただき、今もその時の気持ちと変わらなくて、星矢を演じる時は、とにかく真っすぐ、前に進むことだけを考えています。そういう熱き血潮が沸くんです。余計なことを考えず、直感的にやる。正義、友情はこうなんだ!と真っすぐでいられる瞬間なんです。心がすごく気持ちよくなりますね。
小西さん 常に200%で戦っているもんね。オーディションは楽しく全力でやらせていただいて、一輝役に選んでいただいた時はめちゃくちゃうれしかったっすね。どの作品でもキャラクターにリスペクトを持って大事に演じていくっていうのはもちろんありますが、「聖闘士星矢」は先輩たちが作ってきたものがあり、ファンの思いもある。それを全部背負って役にちゃんと向き合っていきたいと思ってアフレコには参加してます。ただ、一輝は、ああいう性格ですし、戦いは省エネですね(笑い)。気持ちは全力です。一輝が一番好きでしたし。
小西さん 子供の頃から好きです。鳳凰幻魔拳も好きです。格好いいじゃないですか。幻覚を見せて、ジワジワしながら、敵がワーッ!となる。そこで一言、「鳳凰幻魔拳」と言う。そういうところが好きですね。
森田さん ニヒルなところが格好いいしね。
小西さん 出番は決して多くないけど、印象に残る。みんなが6戦くらいしても、(一輝は)1戦しかない。
森田さん 聖衣が傷ついていないの。僕たちの聖衣はもう自己修復も追いつかなくなっちゃうのに。
小西さん ムウに直してもらえないからね。今回はシャカとの対決がメインになります。あとは、みんなの生存確認の係だから(笑い)。シャカとの対決は200%以上の気持ちで頑張りました。
森田さん 僕も一輝は好きですね。戦隊だったらブラックやシルバーのような特別な存在。この人が出てきたら、絶対大丈夫!というのではなく、出てくると一抹の不安が残り、心がワサワサするのが魅力だと思います、強さも絶対的で、本来はすごく優しい人でもあります。信頼感があって、ものすごく不思議なキャラクターですね。
小西さん 常に活躍してるわけじゃないから。でも、好きな人が多いんですよね。
森田さん 車田先生の作品だと「リングにかけろ」の剣崎順もそうですよね。
森田さん 断然、ペガサス流星拳なんですけど、名ぜりふばかりですからね。小宇宙がたぎってきます。最終的にペガサス流星拳をどれだけの強さで出すのか?が、収録に臨む際の肝になってきます。戦いの中で、敵との会話によって、ペガサス流星拳の強さ、出し方などを変えています。もちろんベースはあるのですが、敵との関係性によって変化するんです。音速だけど何発か光速が入ってきますし。
小西さん 一輝は口数少ないけど、全てが名ぜりふです。だから難しいですね……。全部好きなんです。その中でも「シャカの目が開いた」と言えたのが気持ちよかったです。名ぜりふ中の名ぜりふです。必殺技も好きです。ゲームなどの収録でも必殺技を言わせていただいているので、ライフワークにもなっています。
-ー好きな必殺技は?
森田さん アナザーディメンションですね。初めて見た時、衝撃的でした。人間から異空間が出せるんだ!すごい!!と。異空間を映像にしたのも斬新でしたよね。科学番組で異空間を見ると、アナザーディメンションだ!と思いますし。せりふの感じも好きです。あの言い方に絶望を感じます。天舞宝輪も好きです。地獄のような技です。
小西さん 天舞宝輪を見ると燃えますね。CGでどう表現されるのかも楽しみです。
森田さん 双子座(ジェミニ)のサガです。聖衣が一番好きなんです。比類無きものですし、完成されていますよね。ほかも好きですけど、一番格好いいです。頭の部分がちょっとマジンガーっぽくて、そこがまた胸熱なんです。黄金聖闘士はいろいろな装飾がされていますが、双子座はそういうわけではない。そこも格好いいです。
小西さん 黄金聖衣(ゴールドクロス)はどれも格好いいんですよ。そもそも聖衣ってものが格好いいし、好きです。展開図も好きで、あればっかり見ていましたから。黄金聖闘士だと山羊座(カプリコーン)のシュラが好き。そんなに目立つわけではないけど、強い。いい人ですしね。聖剣(エクスカリバー)も格好いい。蠍座(スコーピオン)のミロのスカーレットニードルも好きなんだけど。
森田さん やっぱり聖衣は格好いいよね。商品化しているのもすごい。
小西さん どんどん精巧になっているしね。
森田さん いつか実物大がほしいです。
小西さん 聖衣箱(クロスボックス)もほしいね。鳳凰星座の聖衣もほしい。鳳凰の形の聖衣に飾りたいです。
森田さん 玄関に飾りたい! 来客すると箱が展開したりね(笑い)。
森田さん 今、読んでも童心に戻ります。あの頃、読んでいたコマ割り、絵の雰囲気などが全て頭に記憶されているんです。星矢を演じる時は、子供の頃に感じたものをそのままやりたいんです。僕のペガサス流星拳は結構叫んでいます。でも、古谷さん(テレビアニメシリーズで星矢を演じた古谷徹さん)のペガサス流星拳は実はあんまり叫んでないんです。記憶としては叫んでいるイメージはあるんですけど。叫んでいないけど、熱いんです。古谷さんのすごいところなんです。僕は子供の時に感じたものを表現しようとしています。
小西さん 森田君と同じで、子供の頃に感じたものの延長なんですね。子供の頃にマンガを読んだり、アニメを見たり、おもちゃで遊んだり……とその延長線上なのかな?と感じています。心はあの頃のままで、自分の中にある「聖闘士星矢」の印象、感覚がある。ゲームなどさまざまな機会で一年に何度も収録させていただいていますし、ずっと自分のそばにいる作品なんです。自分たちが見ていたシーンを演じられるのは、とてもうれしいし楽しい。それくらい好きなんです。
-ー最後にファンへのメッセージをお願いします。
小西さん いよいよ十二宮編です。当時、見ていた方は燃えると思います。最近、作品を知った方も一緒に胸熱になっていただけるとうれしいです。心を燃やし、テンションが上がってほしいですね。
森田さん 「聖闘士星矢」で育った世代の方に当然ご覧いただきたいわけですけど、今回はフルCG、現代の映像になったことで、今まで見たことがなかった人、子供たちがもっと楽しめるようになっています。当時、僕たちは、とにかく聖衣がほしかった。今回の最新の映像でリアルな聖衣を見ていただきたいです。CGによって青銅、白銀(シルバー)、黄金の全ての質感がしっかりと描かれていて、聖衣がほしくなると思うんですよね。この作品を見ていただき、聖衣に憧れて、小宇宙を燃やしてほしいんです。“小宇宙”を“コスモ”と読むことを知らない方もいるかもしれません。それも広めていきたいですね。
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