千葉繁:「うる星やつら」に再び 新作テレビアニメで竜之介の父に 竜之介は高垣彩陽

「うる星やつら」に登場する竜之介(左)と竜之介の父(C)高橋留美子・小学館/アニメ「うる星やつら」製作委員会
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「うる星やつら」に登場する竜之介(左)と竜之介の父(C)高橋留美子・小学館/アニメ「うる星やつら」製作委員会

 高橋留美子さんの人気マンガ「うる星やつら」の完全新作テレビアニメで、高垣彩陽さんが藤波竜之介、千葉繁さんが竜之介の父をそれぞれ演じることが1月3日、明らかになった。千葉さんは1980年代に放送されたテレビアニメ「うる星やつら」でメガネなどを演じたことでも知られており、新作テレビアニメにも出演することになった。1月3日に配信された特番で、発表された。

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 竜之介は、浜茶屋(海の家)を営む父に“海に負けない強い子”として育てられたショートカットの美少女。父は浜茶屋の3代目で、竜之介とすぐにケンカを始めてしまう。

 千葉さんは「うる星やつら」への思いを「さまざまな経歴を持つ俳優たちが一丸となって取り組む、まさに戦場のような現場で、毎回新たな発見や直感的な演技の実験をやらせていただき、とても貴重な作品でした」とコメント。

 竜之介の父について「竜之介を『女の子』と認めてしまうと、いつの日か誰かの嫁さんになり自分から離れていってしまうのを容認しなくてはならない。それは父としてあってはならないことであり絶対に阻止しなければならない! そのために竜之介を『男の子』として育て教育している! そんな思いを胸に楽しく演じております」と話している。

 高垣さんは「私にとって、子供の頃から親しみ、アニメや声優の世界への憧れが増す時期にそばにあった作品です。『らんま 1/2』から高橋留美子先生の作品に出会い、そこからいつの間にか『うる星やつら』も好きになっていました! 子供の頃、週に一度レンタルビデオ屋さんに連れて行ってもらいアニメを借りたり、マンガも読んでいて、特にテンちゃんが好きでした。主題歌も好きで、オープニングとエンディング集のアルバムをよく家でかけて歌っていました! ラムちゃんと撮影できるプリクラを撮りに行ったり、学生時代にポーチやカバンなど『うる星やつら』のグッズを愛用していて、いくつかは今も使っています」と話し、「自分がかつて見て親しんでいた竜之介へのリスペクトを込めながら、思いっきり作品に向かわせていただきます!」と意気込んでいる。

 特番では、悠木碧さんがテンを演じることも発表された。第1クールに続き、音楽プロジェクト「MAISONdes(メゾン・デ)」が、オープニングテーマ、エンディングテーマを担当する。オープニングテーマは「アイワナムチュー feat.asmi,すりぃ」で、エンディングテーマは1月5日に放送される第12話で解禁される。

 「うる星やつら」は、「めぞん一刻」や「らんま1/2」「犬夜叉」などでも知られる高橋さんの代表作の一つ。高橋さんは、1978年に「勝手なやつら」でデビューし、「うる星やつら」は1978~87年に「週刊少年サンデー」(小学館)で連載された。趣味はガールハントの高校生・諸星あたると、地球に来た鬼族の娘・ラムの日常が描かれた。テレビアニメがフジテレビ系で1981年10月~1986年3月に放送された。

 新作は、同作を刊行する小学館の創業100周年を記念して、原作のエピソードを選び抜き、全4クールでテレビアニメ化されることになった。「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」などの高橋秀弥さん、木村泰大さんが監督を務め、david productionが制作する。

 あたる役の神谷浩史さん、ラム役の上坂すみれさんのほか、内田真礼さんや宮野真守さん、高木渉さん、沢城みゆきさん、花澤香菜さん、小西克幸さん、早見沙織さんら豪華声優が出演。1980年代に放送されたテレビアニメであたるを演じた古川登志夫さん、ラムを演じた平野文さんも出演し、古川さんはあたるの父、平野さんはラムの母をそれぞれ演じる。フジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で放送中。

 ◇キャスト(敬称略)

 諸星あたる:神谷浩史▽ラム:上坂すみれ▽三宅しのぶ:内田真礼▽面堂終太郎:宮野真守▽錯乱坊:高木渉▽サクラ:沢城みゆき▽ラン:花澤香菜▽レイ:小西克幸▽おユキ:早見沙織▽弁天:石上静香▽クラマ姫:水樹奈々▽温泉マーク:三宅健太▽尾津乃つばめ:櫻井孝宏▽面堂了子:井上麻里奈▽あたる父:古川登志夫▽あたる母:戸田恵子▽ラム父:小山力也▽ラム母:平野文▽テン:悠木碧▽藤波竜之介:高垣彩陽▽竜之介の父:千葉繁

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