40代で東京大学に入学したことも話題の声優の佐々木望さんの勉強術をまとめた書籍「声優、東大に行く 仕事をしながら独学で合格した2年間の勉強術」(KADOKAWA)が3月1日に発売された。人気マンガ「ファイブスター物語」などの永野護さんがカバーイラストを描き下ろした。
ウナギノボリ
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佐々木さんは「幽☆遊☆白書」の浦飯幽助、「AKIRA」の鉄雄役などで知られる人気声優で、2020年3月に東大法学部を卒業したことを報告し、話題になった。ウェブサイト「佐々木望の東大DAYS」で在学中のことが書かれているが、受験までについてはあまり語られてこなかった。
同書では、東大受験を決めるまでの経緯、仕事と両立しながら独学で勉強したこと、社会人として大学に通いながら学んだことなどが明かされる。時間の作り方、英語への取り組み方など勉強術のノウハウも伝える。巻末には、東大法学部の恩師・中里実名誉教授との特別対談が掲載され、在学中の佐々木さんがどんな学生だったかも語られる。
2020年に卒業してすぐに執筆のお話をいただいていたのですが、受験勉強や仕事のエピソードなどの私の個人的な経験談にすぎないことを世の皆さまが読んで面白いのだろうか、いや面白くないよきっと、と思って最初はなかなか書き出すことができませんでした。
あまりに進まかったので、編集者さんから「取材をもとにブックライターがまとめる形式にしませんか」と提案されたのですが(たしかに、その方がずっとずっと早く本になっていたでしょう)、結局すべて自分で書くことにしました。私ができたことや学んだことだけでなく、できなかったことも分からなかったことも悔やんだことも、そのまま自分の言葉でお伝えしたかったのです。
声優の私がどんな経緯で東大に行こうと思うようになったのか、仕事と勉強のバランスをどう考えていたのか、そして、なぜ勉強を楽しむことができたのか。これまでの人生で起きた数々のできごとを振り返りながら書いていきました。
今でも、本当に本になるんだあと不思議な気持ちなのですが、楽しく読んでいただけたらうれしいです。
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