鬼滅の刃 刀鍛冶の里編:無一郎の霞の呼吸 漆ノ型 朧が美しい “異次元の神作画”で天才剣士の技を表現

「テレビアニメ『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編」の第9話「霞柱・時透無一郎」のカット(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
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「テレビアニメ『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編」の第9話「霞柱・時透無一郎」のカット(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんのマンガが原作のアニメ「鬼滅の刃」の新作テレビアニメ「テレビアニメ『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編」の第9話「霞柱・時透無一郎」が、フジテレビ系で6月4日に放送された。第9話は、霞柱・時透無一郎(ときとう・むいちろう)と上弦の伍の鬼・玉壺(ぎょっこ)が戦いを繰り広げ、無一郎が放つ霞の呼吸の美しい映像が「異次元の神作画」と話題になった。

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 無一郎は、若くして柱の一人となった天才剣士で、過去の記憶をなくしていたが、「刀鍛冶の里編」で記憶を取り戻し、“覚醒”した。第9話では、覚醒した無一郎が玉壺を圧倒した。

 白いもやに包まれた無一郎が放つ霞の呼吸はどの型も美しく、中でも漆ノ型 朧(おぼろ)は、「思わず息をのむ美しさ」「格好いい」と多くのファンを魅了した。朧は、動きに大幅な緩急をつけ、敵を撹乱する技で、姿を見せる時は遅く動き、姿を消す時はものすごいスピードで動く。朧を繰り出す無一郎を前に玉壺は混乱し、無一郎の目にも留まらぬ一太刀で首を斬られる。その一太刀は玉壺が首を斬られたことにも気付かないほどのスピードだった。

 アニメを制作するufotableは、これまでも鬼殺隊の隊士の“呼吸”を圧倒的な映像で表現してきた。第9話では、無一郎を包む白いもや、剣を振るった際に美しく青く光る残像などで、霞の呼吸を幻想的に表現した。

 「鬼滅の刃」は、家族を鬼に殺された竈門炭治郎が、鬼に変異した妹・禰豆子を人間に戻すために旅立つ……というストーリー。原作は、2016~20年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された。テレビアニメ「竈門炭治郎 立志編」が2019年4~9月に放送され、2020年10月公開の劇場版「無限列車編」が国内歴代興行収入1位となる約400億円を記録するなど大ヒットした。「遊郭編」が2021年12月~2022年2月に放送された。

 「刀鍛冶の里編」は、前作「遊郭編」から続くストーリーで、刀鍛冶が集まる刀鍛冶の里での物語が描かれる。第10話「恋柱・甘露寺蜜璃」が、フジテレビ系で6月11日午後11時15分に放送される。

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