名探偵コナン
#1146「汽笛の聞こえる古書店4」
12月21日(土)放送分
20周年を迎える人気アニメ「プリキュア」シリーズの劇場版アニメ最新作「映画プリキュアオールスターズF」(田中裕太監督)が9月15日に公開される。劇場版は、第1弾「ふたりはプリキュア」から放送中の第20弾「ひろがるスカイ!プリキュア」までテレビアニメ全20シリーズのプリキュアが集結。歴代プリキュアが集結する劇場版アニメは、2018年公開の「映画HUGっと!プリキュア ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」(宮本浩史監督)以来、約5年ぶりとなる。劇場版では、プリキュアがチームに分かれて活躍する姿も描かれる。“ましろチーム”の「ひろがるスカイ!プリキュア」のキュアプリズム/虹ヶ丘ましろ役の加隈亜衣さん、第19弾「デリシャスパーティ プリキュア」のキュアフィナーレ/菓彩あまね役の茅野愛衣さん、第18弾「トロピカル~ジュ!プリキュア」のキュアラメール/ローラ役の日高里菜さんに、プリキュアへの思い、劇場版について聞いた。
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加隈さん 関わらせていただく前に、プリキュアとは、何をもってプリキュアなのか?を考え、漠然とキラキラしていて、格好いい、憧れ、夢……と感じていました。「ヒープリ(ヒーリングっど プリキュア)」でプリキュアのパートナー(ラビリン)として感じていたのは、可愛いだけではない格好よさ、たくましさです。「ひろプリ」でプリキュアを演じさせていただき、自分たちの色を持つことが大事だと思っています。チームがどんな色になっていくのか?と自分なりのプリキュアを今探しているところです。
茅野さん 最初のプリキュアの印象は“=日高里菜”なんです。出演が決まった後、里菜ちゃんに会って、里菜ちゃんが、プリキュアがいかに素晴らしいかを熱く語ってくれて、すごくワクワクしました。収録が進む中で「デパプリ」の色ができ、収録が終わり、プリキュアの声優4人で会う機会が減っているにも関わらず、月一回くらいは4人で集まっています。この前もうちで集まったんですよ。キュアプレシャス役の菱川花菜ちゃんが、おばあちゃんと一緒にご飯を作って、お土産に持ってきてくれて、お母さんからお手紙と日本酒をいただいたり。花菜ちゃんが20歳になったので、ワインでお祝いしたこともありました。家族のように自然に集まるんですよね。これが里菜ちゃんの言っていたことなんだ!とうれしいことばかりです。映画も4人で見に行こう!とお話しています。
日高さん 私は「ふたりはプリキュア」世代なので、子供の時から憧れていて、プリキュアになりたい!と思っていました。声優になって、ローラと出会えて、夢が一つかないました。私にとって特別な存在です。それぞれのチームの絆も特別なものだと感じています。どのチームも「うちのチームが最高!」という話になるんですよね。勝ち負けとかじゃなくて。
茅野さん そうなんですよ!
日高さん プリキュアは、どんどん広がっていくんですよね。「オールスターズ」で集まれるのも特別ですよね。
茅野さん 作品によってコンセプトもカラーも違いますし。「デパプリ」は食がテーマだからなのか、みんな好き嫌いが全くないんです。みんなよく食べる(笑い)。
加隈さん よく食べるというのが「デパプリ」っぽいですね(笑い)。
加隈さん ましろちゃんは、可愛く、優しく、温かくて完璧にも見えるけど、自己肯定感が低いところがあります。プリキュアは、真っすぐ前をずっと見ているイメージもありましたが、私自身はそういうわけではないですし、何かに挑戦する時、大丈夫かな?と思ってしまうこともあります。ましろちゃんに出会い、悩んでもいいんだ!と思えるようになりました。諦めてしまいそうな時でも、前に向かわせてくれる。いろいろなパワーをいただいていて、自分自身の自信にもつながっています。
茅野さん 感謝祭で子供たちとアドリブでしゃべったのが新鮮でした。これまで経験がなかったことですし、子供たちが何を言うのか想像できなくて、みんなに支えられながら、乗り越えられました。キュアフィナーレが子供たちのところから立ち去る時、どこで終わっていいのか分からなったことがあったのですが、子供たちから「バイバイ!」と言ってもらって、助けられました。子供たちのうれしそうな顔を見て、温かい気持ちになりました。
日高さん プリキュアはキラキラしていて、格好いい、可愛いというのがもちろん前提としてありますが、それぞれ悩みも抱えています。その子たちが、成長していく姿に背中を押してもらえました。台本を読んで、演じる中でそれを感じて、学ぶことばかりでした。プリキュアになったから、ちゃんとしなきゃ!となるところもあります。後回しにしないで、洗濯するぞ!となったり(笑い)。
-ー20年愛され続けている魅力とは?
加隈さん 今回の映画のキャッチコピーに「繫(つな)ぐ」というものがありますが、バトンでつないでいく、絆をつなぐ、手をつなぐなどいろいろな意味があると感じています。つないでいき、挑戦を続けているところが、プリキュアの魅力だと感じています。それぞれのプリキュアは悩みも違いますし、育ってきた環境も違いますが、それぞれが輝き、頑張り続けていて、支え合うところも魅力です。
茅野さん 強さだけじゃなくて弱さをちゃんと描いているので、キャラクターたちを身近に感じられるところもあります。それぞれの個性を受け入れるところも魅力的です。
日高さん 寄り添ってくれるんですよね。それに、プリキュアは時代によってどんどん変化しています。可能性がすごく広いんです。
加隈さん それぞれ色が違うけど、似ているところもあって、映画では、向いている方がだんだん一緒になっていきます。そこまでは大丈夫なの!?となるところもありますが(笑い)。「ひろプリ」にはローラみたいなテンション感のキャラクターはいないですし……。
茅野さん 「デパプリ」にもいないです!
加隈さん キュアフィナーレも格好いいですよね。濃い二人と出会うので、どこをよりしろにしたらいいのか分からなくなった時、(花寺)のどかが加わって……。バランスがいいですよね。
茅野さん ローラはほかのプリキュアとリアクションが違うところも面白いです。
日高さん 緊張感があるシーンでもギャグをやっているので(笑い)。
加隈さん ましろは過去一コミカルかもしれません。新しい一面が見られるかも。
茅野さん ローラがいるからコミカルになるんだよね。
加隈さん のどかが包みこんでくれて。
茅野さん いいバランスですよね。
日高さん ローラは変わらないですね(笑い)。ただ「トロプリ」のメンバーと一緒にいる時よりも、ツッコミかたが少し優しいかもしれないですね。映画でしか見られない一面があります。
茅野さん ローラは引っ張ってくれますしね。付いていくのが楽しかったです。
加隈さん それぞれの作品で常に挑戦をしているのがプリキュアですし、思いもよらないものが生まれてくるのが楽しみです。どんなプリキュアだったら、びっくりするかな?
茅野さん おばけとかは? 見えないキュアスケルトンとか! 和服のプリキュアも見てみたいですね。
加隈さん 見たことがない色のプリキュアも出てきたり。
茅野さん いろいろな可能性がありますよね。
日高さん 次はどんなプリキュアなんだろう?と想像するのもワクワクしますよね。いい意味で変化して、広がっていくシリーズですし、楽しみです。
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