ダンダダン
第12話「呪いの家へレッツゴー」
12月19日(木)放送分
アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」に登場する千年ロッドの大人向けのなりきり玩具「千年ロッド COMPLETE EDITION」(バンダイ)が発売されることが話題になっている。バンダイはこれまで「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」の大人向けのなりきり玩具として「エネミーコントローラー COMPLETE EDITION」、「千年パズル COMPLETE EDITION」を発売し、遊び心にあふれ、“本気”を感じる仕様が人気を集めてきた。千年ロッドにも開発担当者の並々ならぬ思いが込められているようで……。
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千年ロッドは、主人公・武藤遊戯のライバルの一人のマリクが持つアイテム。玩具としては、初めてLED発光、サウンドギミックを搭載した“コンプリートエディション”として発売されることになった。外観には真空蒸着メッキ加工を施し、発光ギミックと合わせることで劇中のような黄金の輝きを放つ。価格は1万1000円。
注目したいのが、サウンドギミックだ。マリク役の声優の岩永哲哉さんのせりふを新規収録した。大人向け玩具は、せりふを“新規収録”することもあるが、アニメの音声をそのまま使うのとは何が違うのだろうか? 担当者に素朴な疑問をぶつけてみた。
「全ては、ファンの方に喜んでいただくためです。玩具オリジナルのせりふもありますし、モンスター召喚のせりふなどを調整しました。この玩具でしか聞くことができないせりふを収録したかったんです」
収録せりふには限りがある。担当者は、アニメ、原作マンガを何度も見ながら、収録するせりふをピックアップした。中でもこだわったのがヒエラティックテキストだ。
ヒエラティックテキストは、闇マリクが唱える呪文で、原作マンガでは“謎の文字”で表現され、アニメでは日本語でないということもあり、何を言っているのかが聞き取りづらい。アニメのせりふを“耳コピ”しているファンもいるようだが、公式には“読み方”が発表されていない。
担当者は「ヒエラティックテキストはマリクを象徴するせりふ。どうしても収録したかった」という思いがあり、ヒエラティックテキストが発動するアニメの第92、97、127、141話の当時の資料や台本からせりふを拾った。担当者の執念によって、これまで謎だったヒエラティックテキストの読み方が解明された。
玩具からヒエラティックテキストが再生されると、LEDが7色に輝く。“本物”のような演出がファンにはたまらないだろう。
主題歌「WILD DRIVE」やBGM「千年の力」「闇の呪い」も収録し、音楽を流しながら、せりふを再生できる。音楽が流れると、臨場感、没入感が高まり、マリクになりきることができるはずだ。
魔法、罠カードの発動、モンスター召喚などのせりふを再生できるデュエルモードも搭載している。海馬瀬人のカードの発動、モンスター召喚などのせりふを収録する「エネミーコントローラー COMPLETE EDITION」と組み合わせて遊べば、デュエルごっこを楽しめる。
“コンプリートエディション”を名乗るだけあり、さまざまな楽しみ方ができる玩具に仕上がっている。
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