アニメ「ガンダム」シリーズのプラモデル(ガンプラ)の作り手世界一を決めるコンテスト「ガンプラビルダーズワールドカップ(ガンプラW杯)」の第11回「ガンプラビルダーズワールドカップ 11thトーナメント」の日本大会が11月18日、ガンダムベース東京(東京都江東区)で開催され、14歳以下のU-14コースで、12歳の小島柚紀さんの「カミーユ 宇宙へ…」が優勝し、日本代表に選ばれたことが分かった。ガンプラ歴約1年という小島さんが、世界大会への切符を勝ち取った。
ウナギノボリ
解説:新たな“最高峰”を目指したガンプラ 45周年のこだわりとは
優勝作はテレビアニメ「機動戦士Zガンダム」の第20話「灼熱の脱出」をイメージし、「HG 1/144 サイコガンダム」「RG 1/100 ガンダムMk-II」などで制作した。制作期間は約3カ月。小島さんは、第20話の印象的だったシーンを表現しようとしたが、「普通にシーンを再現するのは面白くない」という思いがあり、独自の視点でガンプラを制作したという。
「機動戦士Zガンダム」のテレビアニメが放送されたのは1985~86年で、小島さんが生まれる前ではあるが「ファースト(機動戦士ガンダム)を見て、その後に『Z』を見た」という。
GBWCは、ガンプラの工作や塗装技術、アイデアなどを競う国際大会で、2011年に始まった。今年は、前回同様に14歳以下のU-14コース、15歳以上、20歳以下のU-20コース、21歳以上のOVER-21コースがあり、川口名人ことバンダイスピリッツの川口克己さんらが審査した。
日本大会のOVER-21コースは、morish/もりっシュさんの「RIGGING 艤装」、U-20コースは、koseiさんの「Valiant」が優勝した。
コンテストは、日本のほか、中国内地、韓国、台湾、香港特別行政区、タイ、シンガポール、マレーシア、フィリピン、インドネシア、オーストラリア、ベトナム、米国、カナダ、ヨーロッパ&中東、英国の16の国と地域で開催。各エリア、地域大会を順次開催し、代表を選出する。各代表が12月16日に開催される世界大会決勝戦で激突する。
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