累計発行部数が1200万部を超え、アニメ化もされた人気マンガ「からかい上手の高木さん」が、俳優の永野芽郁さん主演で実写映画化され、来年5月31日に公開されることが明らかになった。原作の中学生時代から10年後を描いたオリジナルストーリーで、高木さんにいつもからかわれていた西片を高橋文哉さんが演じる。
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原作は山本崇一朗さんが月刊マンガ誌「ゲッサン」(小学館)などで連載し、今年10月に完結したヒット作。隣の席になった女の子・高木さんに何かとからかわれる男の子・西片のからかいをめぐる日常を描くストーリーが話題を呼び、テレビアニメ化、劇場版アニメ化されたほか、来年3月からは実写ドラマが放送される。
映画では、西片のことをからかっていた中学生時代から10年が経ち、教育実習生として母校へ帰ってきた高木さん(永野さん)と、大人になり母校で体育教師となった西片(高橋さん)の物語が描かれる。ドラマ版の監督も務める今泉力哉監督がメガホンを取り、原作者の山本さんの出身地である香川県小豆島で全編撮影が行われた。
山本さんは「実写映画になること、マンガともアニメともまた違った『高木さん』を観られること、驚きであると同時に非常にうれしく感じております」とコメント。「永野さん、高橋さんをはじめとする出演者の皆さん、そして今泉監督をはじめとする制作陣の皆さんが、小豆島ののんびり美しい風景の中で創り出してくれる“画”がどのようなものになるのか、皆さんと一緒にワクワクしながら待ちたいと思います。公開が今から本当に楽しみです」。
永野さんは「お話をいただく前からいち視聴者として原作やアニメを拝見していたので、『からかい上手の高木さん』の世界に入ることができてとてもうれしいです」と話し、「自然豊かで穏やかな小豆島で全編撮影できたことによって、きっとスクリーンの中に穏やかで温かく、見ていて心地の良い映画ができるのではないかなと思いますので、映画の公開を楽しみにしていただけたらうれしいです」と呼びかけた。
髙橋さんは「原作の10年後を演じさせていただいているのですが、シーンひとつひとつに二人の関係性やキャラクターなど素敵なところが詰まっていて、皆さまのご期待を裏切らない作品になっていると思います。僕自身、聖地である小豆島で撮影させていただけることにすごくワクワクしましたし、撮影している中で実際に原作に描かれている場所や、島の雰囲気に触れられる瞬間が常にあるので、すごく感動しました。公開まで是非楽しみに待っていただけたらなと思います」と語っている。
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