スタジオジブリの劇場版アニメ(宮崎駿監督)を舞台化した「千と千尋の神隠し」の英ロンドン公演が、市内最大級の劇場「ロンドン・コロシアム」で開幕。主人公の千尋を演じる橋本環奈さんは「カーテンコールの熱狂を感じた時、本当にすごいなと思いました」と感動を語った。
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橋本さんは「お酒を飲みながら見ていたり、ポップコーン食べたり、鑑賞スタイルがすごく気楽な部分が、本当にすてきだなと思っています」と日本との違いを指摘。「日本人の方々の、声には出さないけど、すごく楽しんでくれてる気持ちって、舞台に立っていてすごく伝わるんですね。(ロンドンでも)あれだけ温かい歓声で迎えられて、本当にうれしいと思いました」と話した。
ロンドンでの生活は「本当に最高」と満足げ。「街並みもそうですし、つたない英語でも聞いてくれたり、質問を返してくれたりとか、受け入れるという、文化や歴史の背景があると思うんですけど、ロンドンの方々が優しくて温かいんです。何をとっても良いところしか思い浮かばなくて、絶対また旅行で来るだろうと思うくらい、大好きな街になりました」と語った。
「千と千尋の神隠し」は2001年に公開された劇場版アニメで、不思議な世界にある神々のための銭湯「油屋」に迷い込んだ少女・千尋が、強く成長していく姿を描いた。舞台は、ミュージカル「レ・ミゼラブル」の世界初演の潤色・演出を担当したジョン・ケアードさんが翻案・演出を担当。千尋役は、橋本さんと上白石萌音さん、川栄李奈さん、福地桃子さんが、4人で交互に出演する。
ロンドン公演は4月30日にプレビュー上演を開始し、5月7日に本初日を迎えた。日本での全国ツアーと並行して、8月まで開催される。