人気グループ「HiHi Jets」の作間龍斗さんが主演を務める舞台「138億年未満」が11、12月の東京と大阪で上演されることが明らかになった。ニッポン放送開局70周年記念公演で、俳優の桜井日奈子さんがヒロインを演じる。
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「138億年未満」は福原充則さんの作・演出で2019年に上演された「小渕と韮沢」を、若者の希望と挫折、そして“故郷”をキーワードに、長編のオリジナル青春群像劇として福原さん自ら書き直した。
物語は、1996年岡山。高校生の小渕(作間さん)は、友人の福武(若林時英さん)や矢田(中野周平さん)と共に映画同好会に所属し、バカ騒ぎをしながら映画を撮っていた。一方、同じ学校の韮沢(桜井日奈子さん)はダンス部に所属し、校内のスターとして大人気だった。文化祭の準備期間、当日と充実した日々を過ごす2人。友人たちはもちろん、当の本人らも、卒業後に輝かしい未来が待っていることを確信していた。
そして4年後、小渕と韮沢はそれぞれ東京と大阪で、生活していた。生活しながら、静かにすり減っていた……と展開する。
主人公・小渕勲役の作間さんは「以前、福原充則さんの舞台を拝見したことがあり、今回ご一緒させていただけると聞いた時はとても驚きました。舞台の経験が少ないので分からないことだらけだとは思いますが、皆様に楽しんでいただけるようキャスト・スタッフさんと共に、準備して参ります。ぜひ劇場まで足を運んでいただけたらうれしいです!」とコメント。
ヒロイン・韮沢カスミ役の桜井さんは「学生時代、誰でも根拠のない自信に夢を見させられた経験があると思います。その夢がかなえられる人は一握りであると知っても、その一握りにもしかしたら自分は入るかもしれないという期待。この作品は、その期待をことごとく裏切っていきます。こんなにも酸っぱい青春群像劇は初めてです。私が演じる韮沢は、ダンスの道を志す学校の人気者。韮沢も、いつしか夢と現実のギャップに折り合いをつけていくことになるのでしょうか。見てくださる方にとって、“今”に光を感じられる作品になったらいいなと思います」と語っている。
11月23日~12月8日に東京・本多劇場、12月12~16日に大阪・サンケイホールブリーゼで上演される。