キャプテン翼:ネーム形式の週刊連載スタート “物語を残す”高橋陽一の新たな挑戦

「キャプテン翼ライジングサン FINALS」のネーム連載が本格的にスタートした「キャプテン翼 WORLD」(C)高橋陽一/集英社
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「キャプテン翼ライジングサン FINALS」のネーム連載が本格的にスタートした「キャプテン翼 WORLD」(C)高橋陽一/集英社

 高橋陽一さんの人気サッカーマンガ「キャプテン翼」シリーズのネーム形式での連載「キャプテン翼 ライジングサン FINALS」が、同シリーズのポータルサイト「キャプテン翼 WORLD」で7月23日に本格スタートした。ティザーサイトで4月に公開された第1話に加え、新たに第2~4話が一挙掲載された。今後は、週刊連載として、毎週火曜に最新話が掲載される。同シリーズは、「キャプテン翼マガジン」(集英社)で4月に約43年にわたるマンガとしての連載に幕を下ろしたが、高橋さんの「物語を残すことだけに集中すれば、頭の中にある最終回までの構想を残せるかもしれない」という思いからネーム形式という新たな形での連載を続けることになった。「キャプテン翼 ライジングサン FINALS」は、「キャプテン翼 ライジングサン」から続く物語が描かれる。

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 「キャプテン翼 WORLD」では、ネーム連載の最新話を無料で公開。今後は、冒頭第1話と最新4話分を無料で公開する。ネーム連載のほかにも、「キャプテン翼」シリーズ全作品の基本情報、試し読み、デジタル版・紙版コミックス購入リンクがまとめられており、これまでのシリーズから最新作のネーム連載まで「キャプテン翼」の世界を楽しめるサイトとなっている。海外ファンに向けて、サイト内のテキストを日本語から英語に切り替えることもできる。ネーム連載の電子版コミックスの刊行も予定している。

 7月24日から東京・日本橋三越本店7階で開催される原画展「キャプテン翼原画展 ~FINAL そして未来へ!~」では、ネーム連載「キャプテン翼 ライジングサン FINALS」の最新ネーム生原稿が展示される。入場者プレゼントとして、ネーム連載4話分が収録された特典冊子が配布される。原画展は8月5日まで。

 ネームでの週刊連載のスタートを記念して、「キャプテン翼」シリーズの無料公開キャンペーンがマンガアプリ「ヤンジャン!」で7月26~28日から実施される。対象作品は「キャプテン翼」「キャプテン翼 <ワールドユース編>」「キャプテン翼 ROAD TO 2002」「キャプテン翼 GOLDEN-23」。

 「キャプテン翼」は、天才サッカー少年の大空翼が、個性的なライバルたちと戦う中で成長していく姿を描いたマンガ。1980年に「週刊少年ジャンプ」に読み切りが掲載され、1981年に同誌で連載をスタートし、サッカーブームを巻き起こした。翼の小学生時代~ジュニアユース時代を描いた後、1988年に一度連載を終了。その後は「週刊少年ジャンプ」(集英社)で「キャプテン翼 <ワールドユース編>」、「週刊ヤングジャンプ」(同)で「キャプテン翼 ROAD TO 2002」「キャプテン翼 GOLDEN-23」「キャプテン翼 海外激闘編 IN CALCIO 日いづる国のジョカトーレ」「キャプテン翼 海外激闘編 EN LA LIGA」と、翼の成長に合わせて物語の舞台を移しながら連載。

 2013年に「グランドジャンプ」(同)で「キャプテン翼 ライジングサン」の連載をスタートし、2020年に「キャプテン翼マガジン」に移籍。今年4月に最終回を迎え、シリーズのマンガとしての連載に幕を下ろした。コミックスの全世界シリーズ累計発行部数は9000万部以上。

 1983、1994、2001年にテレビアニメ化され、劇場版も製作。舞台化もされた。新作テレビアニメのシーズン1が2018年4月~2019年4月、シーズン2「ジュニアユース編」が2023年10~12月に放送された。

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