人気アニメ「プリキュア」シリーズの第21弾「わんだふるぷりきゅあ!」の劇場版「わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー ドキドキ ゲームの世界で大冒険!」。9月13日の公開に向けて、アニメを手掛ける宮原直樹監督、舟腰優子プロデューサー、CGディレクターを務める中沢大樹さんがコメントを寄せ、制作の裏側を明かした。
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舟腰優子プロデューサーは「21年目という新たなスタートを切るタイミングでも“新しいことにチャレンジしてみよう!”という大きなテーマは企画を立ち上げる段階から持っていました」と、これまでの「プリキュア」シリーズにはない“新たな挑戦”をテーマに企画を進めた。「話を進めていく上で、作画とCGで舞台を変えながら物語を展開していくということにチャレンジしてみようと思いました」といい、CGと作画で豊富な実績のある宮原監督とタッグを組み、「どのような舞台や設定にしようか話す中で、プリキュアでもあまり描いてきていない“ゲームの中の世界”をCGで描くことになりました」と誕生秘話を明かす。
宮原監督は「ゲームの設定にはかなりこだわりました」と話す。ゲームを軸に物語を展開するにあたり、プレーヤーの目線にも意識しながらルール設定にもこだわり、中でも“ダンシング玉入れ”のシーンについて「ダンシング玉入れはほかのプレーヤーたちから玉を投げられている間を駆け回っているこむぎとユキをカメラで追っているように見えるシーンを作った際には、技術チームから『(過去の作品の制作において)ボール1球でもあれだけ苦労したのに!』とお叱りを受けました(笑い)。でもみんな楽しく制作してくれています。こういった映像表現ができるのもCGならではですね」と語る。
ゲームの世界を舞台に、こむぎやユキ、プリキュアたちが、時には走って跳んでダンスをしながら奮闘する。CGディレクターを務める中沢さんは「可愛くデフォルメされた魅力的なキャラクターのデザインや、全体的に作りこまれているゲームのデザインや背景、ゲームの世界の空間自体がキレイにまとまったなと思っています」と自信を見せる。「細かいところでいうと、ストーリーの進行に直接関わってこないキャラクターがゲームに参加していたり、タヌキが大量に出てくるシーンもあります。アニメーターの遊び心でいろいろな動きやポーズを取っていたりもするので、画面の隅々までご覧いただけるとまた違った楽しみ方ができるかもしれないです」とアピールし、見るたびに新たな発見があるような楽しさが凝縮されているようだ。
劇場版は、大人気ゲーム「ドキドキ タヌキングダム」に夢中になるこむぎといろはたちが突然、ゲームの世界に吸い込まれてしまう。第20弾「ひろがるスカイ!プリキュア」と第13弾「魔法つかいプリキュア!」のプリキュアが登場することも発表されている。宮原直樹さんが監督を務め、加藤陽一さんが脚本を担当する。
「わんだふるぷりきゅあ!」のモチーフは「動物」、キーワードは「みんな なかよし!わんだふる~!」。動物と人が仲良く暮らす街・アニマルタウンを舞台に、犬と飼い主、猫と飼い主など動物と人の間に紡がれる深い絆、種族を超えた交流を描く。2004年にスタートした同シリーズでは初めて“犬のプリキュア”が登場することも話題になっている。ABCテレビ・テレビ朝日系で毎週日曜午前8時半に放送中。
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