機動戦士ガンダムSEED FREEDOM:話題の“期間限定の特別版” 何が変わった? 福田己津央監督「通常の円盤修正よりも多い」

「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」の“期間限定の特別版”の舞台あいさつの様子
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「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」の“期間限定の特別版”の舞台あいさつの様子

 人気アニメ「機動戦士ガンダムSEED」シリーズの劇場版「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」の本編映像をアップデートした“期間限定の特別版”の舞台あいさつが9月20日、新宿ピカデリー(東京都新宿区)で開催された。特別版は500カット以上の本編映像をアップデートした“完全版”で、第1弾は9月20日~10月3日、第2弾は11月1~14日に上映され、第1、2弾で異なるエピローグカットが追加される。福田己津央監督はアップデートについて「いろいろ直しました。劇場をやる時点でうまくいっていないところもあった。(アップデートするカットを)好き放題挙げて、何カットかに絞るものですが、ヒットさせてもらったので、予算がつきました。通常の円盤修正よりも多くやりました」と語った。

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 福田監督は「初見でも20カット以上分かると思います。キャラクターもメカも直しています。データ上のちょっとしたミスも直しています。特に最後の戦闘シーン、フリーダムもジャスティスもデスティニーも直している」と説明。

 追加されたエピローグについては「急きょ作りました。4分くらいありましたが、大分カットしました。シナリオはもっと長かった。11月の第2弾は今作っています」と話した。

 舞台あいさつには、キラ・ヤマト役の保志総一朗さん、マリュー・ラミアス役の三石琴乃さん、アグネス・ギーベンラート役の桑島法子さんも登壇した。

 同作は、1月26日に公開され、約4カ月のロングラン上映となり、興行収入が49億円、観客動員数が290万人を突破するなど大ヒットした。1982年公開の「機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編」が記録した興行収入約23億円を超え、「ガンダム」シリーズの劇場版の歴代最高興行収入記録を約42年ぶりに更新したことも話題になっている。

 「機動戦士ガンダムSEED」シリーズの「機動戦士ガンダムSEED」は2002年10月~2003年9月に放送され、続編「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」が2004年10月~2005年10月に放送された。「SEED FREEDOM」は「SEED DESTINY」の続編で、福田監督らテレビアニメのスタッフが再集結した。劇場版は、2006年に制作が発表されたものの、その後は長らく続報が途絶えていた。発表から約18年の時を経て、公開された。

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