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2024年10月30日
(公財)国際交通安全学会
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報道関係各位
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202410309057-O3-0w0rJ9hM】
アジア初!愛媛県今治市にて国際自転車安全会議(ICSC)開催
国内外から約180名が参加。聖地今治で自転車の安全について発表・議論
地元高校生も世界の研究者たちと交流予定
2024年11月5日~7日
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202410309057-O3-0w0rJ9hM】
国際交通安全学会(IATSS)は、設立50周年記念事業の一環として、国際自転車安全会議(ICSC; International Cycling Safety Conference)の愛媛県今治市への誘致を行い、アジア初の開催を実現、第12回ICSC(2024年11月5日~7日)の主催者として会の運営を担うことになりました。
国際自転車安全委員会の使命は、科学的な研究を通じてサイクリングの安全性を向上させることです。同委員会は、科学的研究成果をサイクリングの安全性に関わるすべての関係者に広めることを目的としています。同委員会が主催する国際自転車安全会議は、自転車安全分野の研究者や専門家が知識を共有し、新しい研究テーマや安全対策を提起する場として、欧米の研究者が中心となって2012年自転車先進国オランダで初開催後、毎年欧米を中心に開催しています。同会議は、科学的成果を共有し、研究者のネットワーキングを促進するための貴重なフォーラムの場となっています。
愛媛県今治市は、自転車の聖地ともよばれるしまなみ海道の起点となる場所であり、世界の自転車研究者たちが集うにふさわしい場としてアジア初の開催地として選定されました。
<第12回国際自転車安全会議>
ウェブサイト: https://www.icsc2024.net/(英語)
開催日: 2024年11月5日(火)〜7日(木)の3日間
形式: 口頭発表、ポスター発表、地元体験イベント、その他(詳細は次頁)
参加者: 国内外から研究者等約180名参加(約22の国と地域より参加予定)
後援: 国交省、内閣府、警察庁、愛媛県、今治市(愛媛県副知事、今治市長の登壇も予定)
メイン会場: 今治国際ホテル(住所〒794-8522 愛媛県今治市旭町2-3-4)
テーマ: 現在、社会で安全な自転車利用を実現するにはどうすればよいかという問題への関心は、政策レベルから道路や街路レベルまで、ますます高まっています。こうした議論には、自転車の安全文化をどのように定義するのか、道路利用者の行動、車両や道路の安全に携わる人々や組織の活動にどのような課題があるのか、世界中の研究者が安全な自転車利用にどのように貢献できるのか、という問いも含まれています。この会議では、世界の中でユニークな自転車安全利用の発展を遂げてきた開催地において、その特徴をより深く理解することで、普遍的な自転車の安全文化のテーマのもとで、自転車の安全を高めるための研究者間の国際協力を促進する絶好の機会となることを期待しています。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202410309057-O4-ITSforYV】
【プログラム詳細】
研究に関するワークショップ、研究発表に加え、初日にはしまなみ海道を自転車で体験するテクニカルツアー、今治の地元団体(今治寿太鼓保存会)による太鼓パフォーマンスを含むレセプション(今治市長の挨拶もあり)を開催。11月6日は地元高校生にも会議に参加いただき、世界の自転車交通安全について学んでもらうほか、郷土芸能の継ぎ獅子の披露も予定しています。最終日には今治市による早朝観光ツアーで、しまなみ海道随一の絶景スポット・亀老山展望公園から瀬戸内の景色を360°パノラマで楽しんだあと、四国霊場第五十八番仙遊寺にて朝のお勤めを体験するツアーも予定されています。
自転車安全に関する研究発表だけでなく、海外からのインバウンド観光の参考にもなるイベントとして、地元市役所や地元企業も注目しています。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202410309057-O5-1j5yvJD4】
【国際自転車安全会議がアジアで初めて日本で開催される背景】
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202410309057-O6-Aii7RhW9】
2020年の国勢調査によると、日本は世界でも有数の自転車利用大国であり、人口の10.1%が通勤や通学に自転車を利用しています。日本における自転車の利用形態は多様であり、幼児を乗せる自転車など日常的に利用される自転車の種類も多く、最近ではレジャー目的の自転車も増加しています。
制度面では、国が2017年に自転車活用促進法を制定し、地方自治体の自転車政策を支援しており、自転車のヘルメット着用が2023年に努力義務化されました。直近では、自転車運転中の携帯電話使用等に起因する交通事故が増加傾向であること及び自転車を酒気帯び状態で運転した際の交通事故が死亡・重傷事故となる場合が高いことから、交通事故を抑止するため新しく罰則規定が整備され2024年11月1日から全国で施行されます。
(参考:https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kotsu/jikoboshi/bicycle/cycle_kaisei.html)
日本における自転車利用の独特な文化とそれに伴う様々な問題を踏まえ、自転車安全文化の多様性を念頭に置いた本会議は、関係する研究者や専門家が集中的に議論し、より良い自転車利用環境を探る良い機会であると考えます。
日本の交通安全状況について詳しく知りたい場合は内閣府令和6年版交通安全白書を、交通安全施策の国際比較については国際交通安全学会関連のESRA3プロジェクトレポートの国別ファクトシートをご覧ください。
【今治市長 徳永 繁樹氏コメント】
このように素晴らしい国際会議を本市で開催していただけることを心から感謝を申し上げます。
本市には、ナショナルサイクルルート認定を受けている「サイクリストの聖地・しまなみ海道」があり、愛媛県をはじめ、多くの関係者のご支援、ご協力をいただきながら、現在では国内外から多くの自転車愛好家の皆様が訪れるまちに成長してきました。
本会議の開催を契機に、すべての自転車利用者にやさしいまち「サイクルシティIMABARI」の実現に向け、今後も、警察や交通安全に関連する各種団体の皆様ともしっかりと連携を図りながら、事故の無い安全安心な自転車社会の構築を目指し、様々な取り組みを進めてまいります。
【国際自転車安全会議(ICSC)委員会 アーレンド シュワブ氏コメント】
ICSC運営委員会は、愛媛県今治市とIATSSの主催により、第12回国際自転車安全会議が開催される事に感謝の意を表します。アジア地域で開催される初めてのICSCであり、私たちは、このような形でアジアの研究者や友人等に手を差し伸べることが出来る様になった事を非常に嬉しく思います。ワークショップ、プレゼンテーション、ディスカッションを通じて、25カ国以上から多くの新しい代表者が集まり、より良い未来のためのより安全なサイクリングを目的とした、サイクリングの安全性に関する知識を議論し、共有することを期待しています。
【国際交通安全学会(IATSS) 会長 武内 和彦コメント】
この度、アジアで初開催となる国際自転車安全会議を、日本側の主催者として当学会が務めさせて頂きます。この開催にあたり、愛媛県、今治市、国土交通省、内閣府、警察庁など、関連省庁、団体からの後援、ご出席に感謝申し上げます。当学会でも1年以上前から運営委員会を設置し、開催に向けて万全の準備を行っており、今回の開催が、国内外の自転車の交通安全の向上に貢献出来れば幸いです。
【今治の高校生が世界の研究者と交流予定】
今治市内の高校生は通学で自転車を利用する割合が83%と非常に高く、自転車通学時における交通マナーの向上、事故を防止する目的で高校生による交通安全会議を毎年12月に開催しています。今回の国際会議には、世界の自転車交通安全事情を学ぶなど、交通安全教育の推進に寄与することを目的として、市内5校から約15人の生徒の参加を見込んでいます。
【主催 国際交通安全学会(IATSS)について】
国際交通安全学会は本田技研工業株式会社の創業者である本田宗一郎氏と藤沢武夫氏、および本田技研工業株式会社の寄付により、1974年9月17日に正式に設立されました。移動社会における交通の現状と将来について、学者やその他の専門家が自由に議論し、研究を行うためのフォーラムを提供することを目的としています。
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【Webページ】https://www.iatss.or.jp/
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