出禁のモグラ:2025年7月テレビアニメ化 「鬼灯の冷徹」作者の最新作 中村悠一が“モグラ”百暗桃弓木役に

「出禁のモグラ」のティザービジュアル(C)江口夏実・講談社/出禁のモグラ製作委員会
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「出禁のモグラ」のティザービジュアル(C)江口夏実・講談社/出禁のモグラ製作委員会

 テレビアニメ化もされた人気マンガ「鬼灯の冷徹」で知られる江口夏実さんの最新作「出禁のモグラ」がテレビアニメ化され、2025年7月から放送されることが分かった。声優の中村悠一さんが、メインキャラクターのモグラこと百暗桃弓木を演じることも発表された。モグラを描いたティザービジュアル、PVも公開された。

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 同作は、2021年4月から「モーニング」(講談社)で連載中。「あの世から“出禁”をくらっているから死なない」と語る怪しい自称仙人のモグラこと百暗桃弓木と、彼と出会う者たちを取り巻く怪奇コメディーとなる。コミックスが第7巻まで発売されており、最新8巻が11月21日に発売される。

 アニメは石踊宏さんが監督を務め、藤田伸三さんがシリーズ構成、たなべようこさんがキャラクターデザイン、長谷川智樹さんが音楽を担当。ブレインズ・ベースが制作する。

 中村さんは、同作の魅力について「ギャグをはさみつつ怪異のお話や、特に戦争のお話をほんのりおり混ぜ、独特の手法でメッセージを投げかけているのが印象的でした。各キャラクターも濃く、テンポの良い会話が続くので、読んでいて引き込まれます」とコメント。

 モグラ役について「キャラクターのテンション感が一番大事だと思ったので(登場シーンとせりふの多さ的にも)バランスに気をつけなければと感じました。アニメはせりふテンポやシーンの流れ方も、見ている人に合わせるのではなくこちらで構成しなければならないので、この情報量の作品は難しそうだなぁと……。百暗は、明るいところ、闇を感じるところ、ツッコミボケ真面目など表情変化も多いのでその塩梅(あんばい)も探っています」と語っている。

 原作者の江口さんは、テレビアニメ化について「大変感謝しております。扱っている題材が題材なだけに内容はとても好き嫌いが分かれる作品だと思いますが、思い思いに見ていただければうれしいです。アニメスタッフさんは細部まで確認して作り込んでくださり、細かい背景設定を見る度にアシスタントと『この建物ってこうなっていたのか』と言っております。声優さんも曲もとても合っています、微妙なニュアンスまでくみ取っていただきプロの仕事に頭が下がります。私自身放送を見るのが楽しみです」とコメントを寄せている。

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