桑田佳祐:「あかね噺」OP担当 キャリア初のアニメ主題歌完全書き下ろし 「古希にして初めて」 本人登場のSPアニメも

アニメ「あかね噺」のオープニング主題歌「人誑し / ひとたらし」を手がける桑田佳祐さん
1 / 20
アニメ「あかね噺」のオープニング主題歌「人誑し / ひとたらし」を手がける桑田佳祐さん

 「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の落語をテーマとしたマンガが原作のテレビアニメ「あかね噺」で、人気バンド「サザンオールスターズ」の桑田佳祐さんがオープニング主題歌「人誑し / ひとたらし」を担当することが分かった。桑田さんが作詞、作曲を手がける完全書き下ろし楽曲となる。アニメの主題歌の作詞、作曲をいずれも桑田さんが手がけるのは、1978年のデビュー以来、初めて。楽曲を使用した本PV第2弾がYouTubeで公開された。

あなたにオススメ

 桑田さんが古希(70歳)の誕生日を迎えた2月26日に発表された。桑田さんは「私も大好きな落語を題材にした、『あかね噺』という素晴らしい作品から貴重な機会をいただき、古希にして、初めてアニメ主題歌の作詞作曲をさせていただきました。女性の主人公がさまざまな困難を乗り越え立ち向かう様に心揺さぶられ、作品から存分にインスピレーションを受けて『人誑し / ひとたらし』という曲が生まれました。若者たちの活躍に華を添えられましたら、幸甚の極みでございます!!」とコメントを寄せている。

 アニメを手がけるゼクシズによるスペシャルアニメ映像がYouTubeで公開された。アニメのキャラクターとなった桑田さんが登場する映像で、桑田さん本人がアフレコを実施した。原作の作画を手がける馬上鷹将さんが着物姿の桑田さんを描き下ろしたイラストも公開された。

 原作者の末永裕樹さんは「聴く度に口元が綻ぶ。『こんなご褒美もらっちゃって大丈夫?』って恐縮すらしてしまう。それ位、あかね噺に寄り添ってくださった曲です。ジャンプへの愛を感じられる曲です。オファーを快諾いただいただけでも僥倖。その上、こんなにも真摯に向き合ってくださったことがうれしくて堪りません。早くみなさんも聞いて、惹かれて欲しい。“人誑し”の魅力に」と話している。

- 広告 -

 作画担当の馬上さんは「小学生の頃の夏休み、自分は毎日塾でした。母親が運転する車で塾に向かう中 車内では当時の超大ヒット曲“波乗りジョニー”がかかってました。曲って自分の思い出と共にあったりして、その時の気温や匂いなんかも思い出したりなんかしますよね……? まぁ、前置きはともかく! 何と! アニメあかね噺の主題歌を桑田佳祐さんが歌ってくださるそうです! 本当に何ということか! 決定したのはかなり昔ですが最近になって実感が湧いてきたくらいです! 実は自分はもう何百回と聴かせていただいてますが聴く回数に比例にて感動が増してます! この曲があかね噺を読んでくださってるあなたのこの春の思い出になること間違いありません! 自分はもうなってますし、この曲を末代まで語ろうと思ってます! こんな思いができたのはあかね噺を支えてくれた読者のあなたのおかげです!! ありがとうございます!! 皆でこの曲を聞き倒しましょう!! そして桑田佳祐さんのファンの皆様 あかね噺を何卒御贔屓にしていただけるとうれしいです」と語っている。

 渡辺歩監督は「古典と言われる落語はできた時から古典だった。どこかで読んだか聞いたことがある。古典というのは未来から見てのことで古い新しいではなく時代を越える耐性を備えているという意味なのだろう。それを人が語り継いで今に続く。高座でしゃべるたびにそれは生まれ。きっといつもずっと新しい。新作、古典問わず落語は移ろうことを恐れない。換言すれば移ろうことを前提に楽しんでいるように思える。時代の上に座布団を敷いて。受け継いだものへの感謝と落語の一部となり次代へ引き継ぐ感動を言葉にのせる。桑田さんは歌で全く同じことをされている。アニメ『あかね噺』へ提供いただいた歌をはじめて聞かせていただいた時に強くそう思った。こんなにも優しく。こんなにも強く。そしてこんなにも楽しく作品に寄り添った歌。移ろうことを恐れずに、それを前提とするからこそ四六時中聴いていられる。一席の噺のような楽曲をありがとうございます」とコメントを寄せている。

 テレビ朝日の遠藤一樹プロデューサーは「桑田さんへのオファーのお手紙を書かせていただいた日の夜のことは、今でも鮮明に思い出せます。制作スタッフ一同の熱意、そして自分の熱い気持ちを精いっぱい込めようと力が入り、最初は緊張でなかなかうまく書けず、何度も書き直しました。こんなに緊張するお手紙は、この先もう二度とないかもしれません。『あかね噺』は、日本の伝統芸能である“落語”を真正面から描いた作品です。先人から受け継いだものを大事にしながら、新たな色を加えていく。言わば伝統と革新です。そんな作品の主題歌を、桑田佳祐さんがやっていただけたら、絶対に最高なものになるに違いない。そう確信して、お手紙という形でオファーをさせていただきました。楽曲を初めて聴かせていただいた時、こんなにも『あかね噺』の世界観を深く汲んでいただいたうえで、桑田さんの楽曲として圧倒的な魅力をたたえている――そのパワーを全身で浴び、ただただ圧倒されていました。改めて、こんなすてきな楽曲を書き下ろしてくださった桑田さんに、最大限の感謝を申し上げます。そして、テレビアニメ『あかね噺』と主題歌の共鳴を、ぜひたくさんの方々にご堪能いただけたらうれしいです!」と語っている。

 アニメがテレビ朝日のアニメ枠「IMAnimation(イマニメーション)」で4月4日から毎週土曜午後11時半に放送されることも発表された。放送に先がけて、米ニューヨークで4月1日、米ボストンで4月4日に上映イベントが実施される。同作の海外向け公式YouTubeチャンネルも開設された。

 「あかね噺」は、末永さん原作、馬上さん作画の落語マンガで、2022年2月に同誌で連載をスタートした。落語家の父を持つ少女・桜咲朱音が高校生になり、落語界で真打を目指し、試練を乗り越えていく姿が描かれている。コミックスの累計部数は300万部以上。

 アニメは、渡辺さんが監督を務め、ゼクシズが制作する。永瀬アンナさんが主人公・桜咲朱音を演じ、練磨家からし役の江口拓也さん、高良木ひかる役の高橋李依さんも出演する。落語家の林家木久彦さんが落語監修を担当する。

「あかね噺」PV

写真を見る全 20 枚

アニメ 最新記事