人気アニメ「プリキュア」シリーズの第13弾「魔法つかいプリキュア！」の続編「魔法つかいプリキュア！！～MIRAI DAYS～」が、ABCテレビ・テレビ朝日系の深夜アニメ枠「ANiMAZiNG!!!」で1月11日深夜2時から放送される。2016年2月～2017年1月に放送された「魔法つかいプリキュア！」の約8年ぶりの続編となり、キュアミラクル／朝日奈みらい役の高橋李依さん、キュアマジカル／十六夜リコ役の堀江由衣さん、キュアフェリーチェ／花海ことは役の早見沙織さん、モフルン役の齋藤彩夏さんが続投することも話題になっている。続編は、みらいはナシマホウ界で大学生、魔法界に戻ったリコは魔法学校の先生、ことはは遠いところから世界を見守る存在になっており、自分たちの過去、未来と向き合うことになる。一体、どうなるのか！？　放送を前に、高橋さん、堀江さん、早見さん、齋藤さんに聞いた。

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　◇衝撃のサプライズ発表

　ーーサプライズで続編が発表されたことも話題になりました。パーテーションで区切った席に4人が集められ、続編の制作が伝えられる様子の動画も公開されました。

　齋藤さん　すごいサプライズ！

　高橋さん　「ミラクルクッキーズ」という企画と聞いていました。「ミラクル」と入っていますが、「まほプリ」だけで使っている言葉ではないですし、そういうタイトルなんだ……と思っていて。

　早見さん　全然疑っていなかったですよね。

　齋藤さん　クッキーが出てくるのかな？　どんなクッキーかな？と想像したりして。

　堀江さん　私は「どんな企画なんですか？」とマネージャーさんに聞いていたんです。「キャストに一人だけ新人さんがいるから、サプライズを仕掛ける側です」と言われていました。作品を知らないと、衣装を決められないので、いろいろ聞いていました。今思うと、しつこかったかも（笑）。全然疑ってなくて、サプライズを仕掛ける側だと思っていました。

　早見さん　メークルームも別の階で、ほかのみんなに会わないように細心の注意を払っていたみたいです。

　高橋さん　しかも「一言も発さないでください」と言わていたらしく。

　齋藤さん　私は一番に部屋に入りました。そしたら「失礼します！」と大好きな声が聞こえてきて。

　高橋さん　あいさつをしてしまいまして……。私が聞いた時は「静かに入ってください」くらいの温度感だったから、あいさつはいいのかなって。扉は静かに閉めてるんです（笑）。

　堀江さん　私が入った時は、シーンとしていましたからね。

　高橋さん　そしたら初対面のプロデューサーが出てきて、企画の説明が始まったんです。

　早見さん　内藤さん（『魔法つかいプリキュア！』を手掛けた東映アニメーションの内藤圭祐プロデューサー）ではなかったですし、その時点でも疑っていませんでした。

　高橋さん　しゃべっちゃいけない空気だったから、最初のリアクションがみんな無音で。

　早見さん　え！？となって、横を見たらみんながいたんです。感動しました。

　齋藤さん　まさか！ですよね。今も夢の中にいるみたいです。

　◇成長したみらい、リコをどう演じる？

　ーーみらいはナシマホウ界で大学生、魔法界に戻ったリコは魔法学校の先生になっています。演じる中で成長や時の流れは意識した？

　高橋さん　キャラクターの年齢感に関しては、第49話で大学生になったみらいを演じていたこともあって、心配はしていませんでした。大学生になって何をしているのか？　どんな敵が出てくるのか？という続編の状況を捉えようと務めました。過去、現在、未来が題材になっていて、楽しい過去にとらわれているだけでなく、前に進むことも素敵なことだよ。そういうメッセージがある作品と聞いていたので、これは「まほプリ」にとらわれている私だ！と思って、そこもすごく楽しみでした。

　堀江さん　私も第49話で演じていたので、年齢感に関してはそんなに気にせず、すんなり入ることができました。回想シーンが入ってくるのですが、そっちは若い！となって、そこのすり合わせの方が難しかったです。見直すと、やっぱり若いし、可愛いんです。

　高橋さん　気が付けば「MIRAI DAYS」の年齢感に慣れてましたしね。

　ーー早見さんは新キャラクターのひすいも演じます。

　早見さん　サプライズ動画を撮ったその日にみんなで集まって、こんなシーンが好きだったという話や、こういう将来があるかもしれないと話し合う時間がありました。みらい、リコのこれからについて話していたのですが、はーちゃんは……となりまして。スケールが大きくなったが故に、いろいろな可能性がありすぎて、難しいと思っていました。ひーちゃんが出てくると聞いて、そうきたか！と最初は感じました。詳しくはこれから分かっていきますが、はーちゃんに通じる部分もあり、切り離せない存在でもあります。最初、「どういうキャラクター、トーンなんですか？」と確認しました。ベースは、はーちゃんと一緒ですが、演じていく中で、ひーちゃんらしさもどんどん見えてきました。私は大きく変えているつもりはないですが、後々見直すとやっぱり違って、そこが見えてきます。

　ーーモフルンはあまり変わらない？

　齋藤さん　変わらない！と思っていたけど、みらいと一緒に生きてきて、やっぱり年を重ねていると感じたところもありました。

　高橋さん　みらいはより一層モフルンを信頼している。いろいろ言い合えるほどに人生経験も増えてきていて。相棒！って感じもして、すごくいい関係です。頼もしくて、やっぱり大好きですね。

　インタビュー（2）に続く。