正三角関係:NODA・MAPの新作舞台がWOWOWで3月放送・配信 松本潤×長澤まさみ×永山瑛太の舞台初共演作

舞台「正三角関係」のキャスト=WOWOW提供
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舞台「正三角関係」のキャスト=WOWOW提供

 劇作家の野田秀樹さん率いる「NODA・MAP」の新作舞台で、俳優の松本潤さん、長澤まさみさん、永山瑛太さんが舞台で初共演した「正三角関係」が、3月にWOWOWで放送・配信されることが1月15日、明らかになった。この舞台は、ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」をモチーフにして野田さんが作・演出を手がけ、2024年7~11月に、東京、北九州、大阪の国内3カ所と英ロンドンで上演された。

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 物語の舞台は、第二次世界大戦末期の長崎。花火師一家「唐松(からまつ)族」の3兄弟の長男・富太郎(松本さん)は花火師、次男・威蕃(永山さん)は物理学者、そして三男・在良(長澤さん)は神に仕える人。それぞれの夢をかなえた3兄弟が集められたのは、長男の富太郎が父親殺しの罪に問われる「法廷」だった。それは、父親と同じ女性、グルーシェニカ(長澤さんの一人二役)を愛した三角関係の愛情のもつれゆえの犯行なのか……と展開する。舞台には村岡希美さん、池谷のぶえさん、小松和重さん、竹中直人さんも出演した。

 松本さんは20年前に野田さんと出会って以来、数多くのワークショップに参加し、今作がNODA・MAP初登場となった。長澤さんは「THE BEE」(2021年)でNODA・MAPに初登場し、暴力に屈していくさまをはかなくも美しく演じ観客を魅了。永山さんは「MIWA」(2013年)、「逆鱗」(2016年)で清らかで強烈なインパクトを残した。野田さんは「正三角関係」の演出にあたって「この作品のために生まれてきた3人」と評している。

 番組では、野田さんと松本さん、長澤さん、永山さんが舞台に懸ける熱い思いを語った座談会も盛り込むという。

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