名探偵コナン
R161「誰にもとけない氷の罠(デジタルリマスター)」
12月20日(土)放送分
異世界に転移したアラフォー男性が通販サイトを使えるというチート能力を駆使するテレビアニメ「アラフォー男の異世界通販」が、TOKYO MXほかで毎週木曜午後10時半から順次放送されている。原作は小説投稿サイト「小説家になろう」などで人気の朝倉一二三さんのライトノベルのコミカライズで、月刊マンガ誌「Gファンタジー」(スクウェア・エニックス)で連載された。突然、異世界へ転移してしまったアラフォー男性の主人公ケンイチが、異世界で通販サイトを使えるというチート能力を駆使し、スローライフを目指す……というストーリーで、諏訪部順一さんがケンイチを演じ、本渡楓さんがマロウ商会の長女・プリムラ役、久野美咲さんが不遇な生い立ちの少女・アネモネ役として出演している。共にケンイチを慕う2人のヒロインを演じる本渡さん、久野さんに作品や、プリムラ、アネモネの魅力を聞いた。
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――作品の印象は?
本渡さん 異世界と通販は、意外と相性がいいんだなというのが面白かったです。異世界にいるケンイチ以外のみんなは、ケンイチがどんな道具を出しても「なんだこれは!」「硬いぞ、デカいぞ、鉄か!」となっていて(笑)。
久野さん 私は、タイトルにあるようにアラフォー男が主人公というのが斬新だなと思いました。ケンイチはどんなキャラクターなのかな?と興味を持って原作を読んでみると、いい意味で肩肘を張っていないというか。ラフな構え方でスローライフを目指している人で。
本渡さん ケンイチの威張らない、気張らない感じが、見やすい作品になっているのかなと思います。通販でバックホー(ショベルカー)を取り寄せた時も「バックホーだぞ、どうだ!」ではなく「やっぱりバックホーって、いいなぁ」と、子供の頃からの憧れをかなえている様は、見ていて楽しいなと思いますよね。
久野さん そういうケンイチの少年心というか、ワクワク感を諏訪部さんが魅力的にお芝居なさっていて。声を張り上げるわけじゃなく、心の底からワクワクして思わず声が震えちゃうような雰囲気のお芝居がとてもすてきなんです。諏訪部さんのお芝居でケンイチがさらに魅力的なキャラになったんじゃないかなと思います。
本渡さん 私が演じているプリムラ目線では、ケンイチの女性に対する断れなさだけはいただけません(笑)。
――ケンイチの魅力や優しさゆえに、さまざまな女性が引きつけられています。
本渡さん 諏訪部さんのお芝居も相まって、すごく憎めない人になってきました。プリムラ目線で見ると、どうしてもヤキモチや「なんで?」となるところがありますが、プリムラはそんなケンイチだと分かった上で追いかけていると思うんです。ケンイチは、ずるい大人ですね(笑)。
久野さん 困っちゃいますよね(笑)。
――作中では、ケンイチがアネモネを連れてダリアを離れ、生活を始めました。ケンイチを追いかけてきたプリムラとも再会し、新たな展開へ突入しています。プリムラにはどんな魅力を感じていますか。
本渡さん プリムラは一見おしとやかで、静かにしていればすごくモテそうですが、実際は芯がすごく強いです。それは、お父様に教わったマロウ商会の商売魂を大事にしているからで、そうした彼女の精神的な強さをすごく尊敬しています。ケンイチに対しても、探して追いかけるくらいの気持ちなので、もう好きでたまらない。彼女は止まらないんです。すごく勢いがある。演じる中で、そういう強くて負けないところをどんどん知ることができて「この子、好きだな」と思いました。可愛らしさもありますし、ケンイチを追いかけてきたのもけなげというか。本当に勇気を出したのだなと思います。
久野さん プリムラは、本当に応援したくなる女の子です。一見すると強引なところもあるので、ケンイチも最初は圧倒されるんですけど、その真っすぐさやひたむきさに心を打たれるんですよね。最初は、商売魂一本だったプリムラが、ケンイチと出会って、恋をして、どんどん女性らしくなるというか。ケンイチと話している時のプリムラの乙女感を楓ちゃんがすごくすてきにお芝居していて、女性から見ても感情移入しやすいキャラクターになったのではないでしょうか。気品や賢さ、利発さもあって、楓ちゃんのせりふの言い方や語尾の跳ねる感じも聞いていて心地が良くて。身近にこんなお姉さんがいてくれたら、アネモネもすてきな女の子に育つんじゃないかなって思わせてくれますよね。
――一方、アネモネは、ケンイチたちと一緒に暮らすようになって口数も増え、表情も豊かになりました。
久野さん アネモネは、貧しい家庭で育って、苦労してきて、悲しい経験や怖い思いをいっぱいしてきた女の子で。でも、だからこそ繊細だし、周りの人たちにも優しくできるのかなと。ケンイチに読み書きを教わったり、いろいろなことが少しずつできるようになって、プリムラたちと一緒に過ごしていくうちに、「楽しい」と思えることがちょっとずつ増えていって。周りの温かい人たちのおかげで、アネモネの表情がどんどん豊かになっていって、本当によかったなぁって思いますね。そんなアネモネの心の移ろいを演じるのも、とっても楽しかったです。
本渡さん アネモネは守らねばなりませんね。また、久野さんのお声と芝居も含めて、余計に守らねば……と。女の子の家族が増えるとなると、ヤキモチの対象になりうるのですが、一緒に大事にしていきたい妹のような存在になって。アネモネがたくさんの感情を知ってからは、プリムラとケンイチを取り合うようになりました(笑)。対等な家族というか、そこまで大きく成長してくれたのは本当にうれしいですよね。
久野さん お互い心を許し合っているからこそ、ああいう楽しい取り合いができるのかなって。
本渡さん 確かに、お互いケンイチのことも大事ですが、プリムラもアネモネも相手のことが大事というのが第一にある。いい関係性ですよね。
インタビュー(2)に続く。
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