ポツンと一軒家:予約が相次ぐ“隠れ家”ペンション 56歳女性が一人で切り盛り 設計した亡き母は「良き友、良き仲間だった」

7月27日放送の「ポツンと一軒家」の一場面(C)ABCテレビ
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7月27日放送の「ポツンと一軒家」の一場面(C)ABCテレビ

 衛星写真を手掛かりに人里離れた一軒家を捜すバラエティー番組「ポツンと一軒家」(ABCテレビ・テレビ朝日系、日曜午後7時58分)。7月27日の放送では、群馬県の山奥でペンションを経営する女性(56)の生活に密着する。

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 衛星写真に捉えられた一軒家を目指す捜索隊。ルートが分からず、最寄りの集落で住民の男性に尋ねると、「このあたりに⺠宿があるんですよ」と、意外な情報が⾶び出した。1⽇1組限定で予約制の⺠宿があるというのだ。

 男性の案内で捜索隊は⼭奥へと⼊っていく。やがて、⾞を停めた男性が「ここから先は、⾞に傷がつくかもしれないので、歩いていくといいですよ」と教えてくれた。そこはまだ雪の残るかなり荒れた⼭道だ。捜索隊が「獣が出てきそうな道ですね」と慎重に進んでいくと、⺠宿の看板と⼤きなログハウスが⾒えてきた。しかし、訪れた日は経営者が不在だったようで、捜索隊は看板に書かれていた電話番号へ連絡。約束を取り付けて2カ月後に再訪した。

 出迎えてくれたのは56歳の女性。ペンション兼住居とのことで「私一人で運営しているので1⽇1組貸し切りでやっています」と言う。リピーター客が多く、年内の⼟⽇はすでに満室とのことだ。

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 女性は、病気がちな⺟とともにこの地に1000坪(約3300平方メートル)の⼟地を購⼊し、⺟が図面を手掛けてログハウスを建てたという。だが、その⺟も23年前に他界し、現在は90歳になる伯⺟の世話をしながら、ペンションを切り盛りしている。

 「良き友であり、良き仲間であり、何でも話すことのできた⺟親でした」。そう語る女性にとって、このペンションは⺟の形⾒のような存在だ。まったくの未経験から始めたペンション経営だが、「やらないで後悔するよりは、どんなことでも楽しんでやってみることから」と、楽しみながら取り組んできた。

 予告動画では、新緑に包まれ、癒やしの空間となっているペンションの風景、手作りの料理(洋風懐石)などが紹介されている。

 ゲストはフリーアナウンサーの安藤優子さんと、プロフィギュアスケーターでタレントの村上佳菜子さん。安藤さんは「最初から最後までずっと笑顔でいらっしゃって……。その笑顔を⾒ているだけで本当に幸せな気持ちになれる、すごい⽅だと思いました」と感服した様子。VTRの途中で涙ぐむほど感動していた村上さんも「ペンションもお料理もすてきで、お会いしたくなりました」と語った。

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