解説:「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」 ギギ役の上田麗奈の“魔性の声色” 「チェンソーマン レゼ篇」も話題

「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女」のビジュアル(c)創通・サンライズ
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「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女」のビジュアル(c)創通・サンライズ

 人気アニメ「ガンダム」シリーズの劇場版アニメ「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」(村瀬修功監督)の第2部「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女」が2026年1月30日に全国365館で公開される。物語の鍵を握る少女ギギ・アンダルシアを演じるのが、人気声優の上田麗奈さんだ。上田さんは、大ヒット中の劇場版アニメ「チェンソーマン レゼ篇」で人気キャラクターのレゼを演じていることも話題になっている。

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 ◇濃密なヒューマンドラマ

 「閃光のハサウェイ」は、「ガンダム」シリーズの“生みの親”として知られる富野由悠季監督が1989~90年に発表した小説が原作。宇宙世紀0105年を舞台に、第二次ネオ・ジオン戦争で苦い別離を経験したハサウェイ・ノアが新型モビルスーツ・Ξ(クスィー)ガンダムを駆って、地球連邦政府に反旗を翻す姿を描く。アニメは全3部となることが発表されており、2021年6月に公開された第1部の興行収入が約22億3000万円を記録するなどヒットした。

 反地球連邦政府運動・マフティーのリーダーであるハサウェイ、不思議な力を持つ少女、ギギ、地球連邦軍のケネス・スレッグ大佐の運命が交錯する濃密なヒューマンドラマが魅力の一つとなっている。ハサウェイは、ギギへの思慕を振り払えぬままマフティーとしての目的を遂行すべく行動し、ケネスはマフティー殲滅の準備を進める。ハサウェイとケネスの運命をつなげるのが魔性の女、ギギだ。

 ◇“ハマり役”と話題のレゼ

 「チェンソーマン レゼ篇」で上田さんが演じるレゼも魔性の女だ。主人公・デンジの前に偶然現れるレゼは、ボディータッチが多く、思わせぶりな言動で、デンジはレゼにのめり込んでいく。SNSでは、上田さんの演技のはかなさやウイスパーボイスなどを絶賛する声であふれ、“ハマり役”などと話題になっている。

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 「閃光のハサウェイ」のギギは、ブロンドヘアに青い瞳、ものおじしない性格、エレガントな立ち振る舞い……と魔性の魅力を放つ。第1部では、ハサウェイがマフティーであるという素性を見抜き、ハサウェイの敵であるケネスの心の内を見透かしているかのような言動を繰り返す。

 ミステリアスなギギに、ハサウェイはかつての思い人を想起する。ケネスは、特別な力を持つ存在としてギギに接する。ギギによって、ハサウェイとケネス、さらには世界の運命が変わっていく。

 「キルケーの魔女」でも上田さんの“魔性の声色”に注目してほしい。

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