今年の書籍の売り上げをまとめた「第18回 オリコン年間“本”ランキング 2025」が発表され、二宮和也さんが6月17日に発売した自身初の新書「独断と偏見」(集英社)が期間内売り上げ約16万6000部を記録し、タレント本ジャンルと新書部門で1位になったことが分かった。
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同ランキングのタレント本ジャンルで新書が年間1位となるのは、阿川佐和子さんの「聞く力 心をひらく35のヒント」(2012年発売)、樹木希林さんの「一切なりゆき 樹木希林のことば」(2018年発売)に続く3作目で、男性では初めて。
快挙に、二宮さんは「率直にすごいなと思います。人生においては歳を重ねるごとに“初めて”という経験が減っていくのが一般的なのに、まだ新しい“初めて”というものに出会わせていただけるというのは本当にありがたいですね。こればかりは自分一人では成し得ないことですし、読んでくださった方々が何かを感じてくださればいいな、何かのヒントになればいいなと願っていたので、多くの皆さんに手に取っていただけたというのは意味があったのかなと思います」とコメントを寄せた。
同書の「あとがき」では「許されるのであればまたお会いしましょう」と結んでいた。次回作を執筆するかどうかについて、「この本では『エンタメ論』や『演技論』などと決めず、四字熟語をヒントにそこから派生した自分の生き方とか考え方、ものの見方など普遍的なテーマについて語りました。それもあって、幅広い読者の方々に共感していただけたのかもしれません。次回作があるとしたら、やはり普遍的なテーマのほうがいいんじゃないかなと思いますが、可能性は……どうでしょう(笑)」と明言は避けた。
最後に「賞というのは代表的な人間が受け取っているだけで、どんな受賞もそれを一緒に喜んでくれる人たちが頑張ってくれたからだと思っています。今回も自分を応援してくれた人たちのおかげだし、その人たちの賞だと思うので、一緒に喜んでいただけたらうれしいですね」と話した。
同書は、40代になった二宮さんが、10個の四字熟語をテーマに計100の問いと向き合い、ビジネス論から人づきあいの流儀、会話術から死生観にいたるまで「独断と偏見」に基づいてつづった。
「第18回 オリコン年間“本”ランキング 2025」の集計期間は、昨年12月2日付~今年11月24日付。実質集計期間は、昨年11月18日~今年11月16日。