やなせたかしさん:原作アニメ「やさしいライオン」きょう放送 戸田恵子、野沢雅子、中尾隆聖出演「ハルのふえ」も

12月28日にNHK・Eテレで放送される「やさしいライオン」のロゴ=NHK提供
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12月28日にNHK・Eテレで放送される「やさしいライオン」のロゴ=NHK提供

 「アンパンマン」を生み出したマンガ家、絵本作家のやなせたかしさんの絵本が原作の劇場版アニメ「やさしいライオン」「ハルのふえ」が、12月28日午後4時半からNHK・Eテレで連続放送される。

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 「やさしいライオン」は、母をなくした子ライオンと子どもをなくした母犬の親子の絆を描いた物語。

 とある動物園。母をなくしたライオンの赤ちゃん・ブルブルと、子供をなくした母犬・ムクムクはほんとうの親子のように仲よく暮らしていた。ムクムクが歌う子守歌とともに、立派なライオンへと成長したブルブル。しかしある日、ブルブルがよその動物園へ移されることになり、2匹は離ればなれになってしまう。

 数年後のある晩、ブルブルの耳に、ムクムクが歌ってくれた懐かしい子守歌がきこえてくる……。

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 オリジナルの公開は1970年。やなせさんと暢さん夫婦がモデルのNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」にも登場し、話題となった。今回、音声は声優と一部のせりふを変更したリニューアル版(1998年)での放送となる。

 「ハルのふえ」は、ヌキの母親と彼女に育てられた少年との絆を描く感動の物語。

 タヌキのハルは宙返りと草笛が上手な森の人気者。ある日、森で人間の赤ちゃんを拾う。人間のお母さんに化けたハルは、赤ちゃんをパルと名付けて育て始める。赤ちゃんはすくすくと大きくなり、ハルにならって草笛を吹く姿を、通りがかりの著名な音楽家に才能を見いだされ、音楽の勉強をするために都会へ出かける。

 ハルは別れの寂しさをこらえ、パルの幸せを祈って見送る……という内容。

 戸田恵子さん、野沢雅子さん、中尾隆聖さん、増岡弘さん、かないみかさんが声で出演。

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