クレヨンしんちゃん
『入れない部屋だゾ』他
3月28日(土)放送分
HJ文庫(ホビージャパン)の雨宮和希さんのライトノベルが原作のテレビアニメ「灰原くんの強くて青春ニューゲーム」が、4月2日からTBS、BS11、AT-Xで放送される。かつて高校デビューに失敗して以来、灰色の青春時代を過ごしてきた灰原夏希がある日、高校入学直前にタイムリープし、高校生活をやりなおす“強くてニューゲーム学園ラブコメ”で、主人公の灰原夏希を演じるのが、人気声優の上村祐翔さんだ。“虹色青春計画”を達成すべく奮闘する夏希を「とにかく真面目に誠実に一生懸命にやりなおしをしようという気持ちで」演じたという上村さんに、作品の魅力や収録の裏側を聞いた。
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同作は、就職を目前に控えた大学4年生の夏希が、高校入学前にタイムリープし、過去の経験を生かして、クラスカースト最上位の美男美女のグループに加入したり、一度目の高校生活では片思いをしていた美少女・星宮陽花里に急接近したりと、憧れの青春をやりなおそうとする。
「誰もがきっと共感しうるであろう『青春時代をやりなおしたい』というところからスタートしていく作品で、僕自身、今32歳で学生時代とは離れた歳にはなっているけれど、ふとした瞬間に懐かしいなと思えるところがあります。青春時代を振り返れる懐かしさ、エモさみたいなものを感じられる作品だなと思っています。学生時代に戻った夏希が、結果としてこうなってしまったから『じゃあ、この青春時代を精いっぱい謳歌(おうか)しよう!』と、ただひたすらに真っすぐに進んでいく姿も見ていて気持ちいいです。夏希と関わる陽キャのみんなもいい子たちばかりで、物語のテンポ感とキャラクターの魅力が存分に詰まった作品なのではないかなと思います」
夏希は、やりなおし前の経験や努力のおかげでさまざまな分野で高スペックになるが、本人がそのことに無自覚であるため、「ちゃんとやらなきゃ」と緊張しながら二度目の高校生活を送ることになる。新たな友達関係の中で、なにもかもに“無双”するわけではない。
「夏希は自分のことを陰キャと言っているんですけど、僕からするとすごく優しい子だなと思っています。それ故に何か言葉を受け取った時にすごく真面目に捉えすぎてしまう。すごく真面目で、かつ誠実な印象があります。高校生に戻ってキラキラした青春を取り戻したい、やりなおしたいという気持ちだからこそ、一つ一つに一喜一憂する。一人一人に対してすごく真摯(しんし)に向き合った結果、それが陰の雰囲気になっているのかなと」
上村さんはそんな夏希を演じる中で「努めて、狙いやあざとさはなく、真面目に一生懸命取り組むべき」と意識した。
「そうすることで夏希でいられるんじゃないかなと。夏希のやりなおしの物語ではあるんですけど、夏希に感化されてほかのキャラクターたちの行動も変化して、彼らから投げかけられた言葉が夏希の原動力になる。夏希がアクションをするけど、演じる中で大事にするのはリアクションだなと思って。僕が真面目に夏希として演じることで、ほかのキャラクターがいろいろな球を投げてくれるから、それを受け取ってやっていくことが大事なのかなと思っていたので、彼の行動や言動も含めて、とにかく真面目にやっていこう、誠実に一生懸命にやりなおしをしようという気持ちで演じました」
夏希の中にいる“大学4年生の夏希”はあえて意識しすぎないようにしたという。
「第1話の冒頭の大学4年生の夏希を演じる際は、気だるい感じで、ちょっと腐っているようなところがあるので、ダウナーにやらせてもらったのですが、実際に夏希として青春時代をやりなおす学校生活が始まったら、関わってくる人も違ってくるので、彼自身の心の声もちょっとずつ若返っていくのかなと。大人になっても精神年齢ってそこまで変わらないんじゃないかとも思うので、そこまで強く意識しすぎないほうが、僕自身も夏希としてその場にいやすいというか。二度目とはいえ、初めて体験することも多いので、新鮮な言葉を紡げればいいのかなという気持ちでいました」
同作は、夏希が友達と一緒にカラオケに行くなど歌うシーンも多く、上村さんは「後半は正直バンドアニメみたいになってくる。結構歌うんです」といい、オーディションでも課題曲の審査があったという。
「課題曲がflumpoolさんの『星に願いを』だったのですが、僕、学生時代はflumpoolがカラオケの十八番(おはこ)だったんです。だから『これを歌えるの?』と思いましたし、これで落ちたら自分の青春時代を否定されたような気にもなるなと思って。どうせやるなら思いきりやって、ダメだったらダメでしょうがないという気持ちでやらせていただきました。結果的に夏希を演じられることになって、とてもうれしかったです。テープオーディションで録(と)っている時は、自分もカラオケボックスにいるくらいの気持ちでやっていたので(笑)。そうして、自分の過去と今を繋げることができたのはすごくうれしかったです」
夏希がタイムリープしたのは2014年で、当時のヒット曲が数多く登場する。
「僕からすると当時はバンドブームの時代で、Aqua Timezやflumpool、バンプ(BUMP OF CHICKEN)など、いろいろなバンドが台頭していて。カラオケで歌うシーンは『まさに知ってる、この光景。自分も十何年前に見たことあるぞ』と、懐かしさも覚えながら演じました」
原作では、夏希は「歌がうまい」という設定があり、歌唱シーンにプレッシャーもあった。
「歌のシーンは、本編の収録とは別にレコーディングをしていただいています。ちょうど収録現場に向かう途中で、原作の雨宮和希先生にお会いしたことがあって、『今度歌を録るらしいですね。夏希、歌うまいんですよ。よろしくお願いします』と言われて(笑)。もちろん激励でもあったと思うんですけど、プレッシャーもかけられながらの収録でした。レコーディングも夏希として歌うわけだから、歌がうまいという設定はありつつも、等身大の青さもありつつ、アーティスティックな面も見せていきたいなと、ディスカッションしながら録らせていただきました。あくまで物語の中の一部としての立ち位置でどう録っていったらいいのかなと考えながらのレコーディングでした」
上村さんは、歌うシーンも含め、「自身の学生時代も思い出しながら、ナチュラルにセリフを紡いでいけたら」と夏希と向き合った。夏希が掲げる“虹色青春計画”はともすれば浮かれた言葉にも聞こえるが、「意外と深みがあるんじゃないか」とも感じている。
「“虹色青春計画”という言葉だけ見るとキラキラしたワードだと思うんですけど、夏希自身も落ち込んだり、苦悩したり、その中で助けられたりする。彼は、灰色だった青春を虹色に書き換えるんだと言っていますが、虹になるまでには雨が降るし、晴れるまで時間もかかる。いろいろな色合いを感じていただけるような作品なんじゃないかなと思っています。いろいろな問題があって、それを夏希だけでなく、いろいろな人も巻き込みながら解決していく。夏希が成功体験をするだけの物語じゃなくて、みんながそれぞれ成長していく。その変化を楽しんでいただけたらうれしいなと思います」
上村さん自身、もし青春をやりなおせるとしたら、「友達をもうちょっと作ればよかったな」と語る。
「こうやって夏希にも出会えているので、後悔のない人生だとは思うんですけど。当時は、クラスがグループに分かれていたこともあって、『あそこには行けないな』と、自分で勝手に線引きして、声を掛けづらいからいいやと、変なプライドもあって行けなかった。でも、陽キャ、陰キャというけど、そんな大きな差って意外となかったんだろうなって、この作品を通して思いました。当時の自分に言ってやりたいです。『もっと幅広く友好関係を作っとけよ』と」
真面目に青春をやりなおす「灰原くんの強くて青春ニューゲーム」。灰原夏希は“虹色青春計画”を成功させられるのか。自分の学生時代も思い出しながら、じっくりと見守りたい。(しろいぬ/MANTANWEB)
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