ダンダダン
第8話「なんかモヤモヤするじゃんよ」
11月21日(木)放送分
話題のマンガの魅力を担当編集が語る「マンガ質問状」。今回は、実写映画化、アニメ化もされた「ハチミツとクローバー」で知られる羽海野チカさんの将棋マンガ「3月のライオン」(白泉社)です。「ヤングアニマル」編集部の友田亮さんに作品の魅力を聞きました。
あなたにオススメ
“あの頃”のジャンプ:実写ドラマ化も話題「ウイングマン」 1983年を振り返る
−−この作品の魅力は?
孤独に耐え、将棋という勝負の世界に生きる17歳の少年「桐山零」。ふとしたきっかけで知り合った川本家の「あかり」「ひなた」「モモ」の三姉妹、彼女たちとのふれあいの中で、徐々に桐山の凍てついた心は溶かされていきます。登場人物のすべてが失われた大事なものを、少しずつ取り戻していく、優しい物語です。
一方、将棋の世界は監修に先崎学八段を迎え、プロ棋士の世界も非常に綿密に取材し、将棋の高段者の方が読んでも納得でき、もちろん初心者や将棋のルールを知らない方が読んでも分かりやすく、面白く描かれています。羽海野チカ先生が渾身(こんしん)の力を込めて描く「3月のライオン」ぜひ、一読してください。
−−作品が生まれたきっかけは?
羽海野先生には「勝負の世界」を描いてほしいと、僕(担当)が思っていたことが大きいと思います。あと、僕自身が将棋を好きで学生時代からよくやっていました。将棋の魅力について打ち合わせで羽海野先生に語ったところ、大変興味を持っていただいたことも大きなきっかけだと思います。
−−作品を作る上でうれしいこと、逆に大変なことは?
うれしいことは、僕が世界で一番はじめに「3月のライオン」のお話が読めることです。まだ誰も知らないこの素晴らしい物語を、世界で一番はじめに読めるということだけで、他のもろもろの大変なことはみんな忘れます(笑)。
(大変なことは)テクニカルな問題ですが、物語の流れと将棋の棋譜を整合させるには、かなり苦労します。
−−今後の展開、読者へ一言お願いします。
これからの物語は、いろいろなことが明らかになりながら進んでいきます。厳しい展開も、楽しい展開もあると思います。温かく見守っていただければ幸いです。
白泉社 ヤングアニマル編集部 友田 亮
3月のライオン 羽海野チカ 1~4巻 ヤングアニマル(毎週第2・4金曜日発売)で連載中
集英社のマンガアプリ「少年ジャンプ+(プラス)」で連載中の遠藤達哉さんのマンガが原作のアニメ「SPY×FAMILY」の劇場版「劇場版 SPY×FAMILY CODE:White」…
しげの秀一さんの人気マンガ「頭文字D」の“後継作”が原作のテレビアニメ「MFゴースト」の2ndSeason(第2シーズン)の第3戦のキービジュアルが公開された。第2戦・芦ノ湖GT…
アニメやゲームが人気の「プリティーシリーズ」の新作「ひみつのアイプリ」のアミューズメントゲームと人気ゲーム「「【推しの子】」がコラボすることが分かった。12月5日に始まる「5だん…
人気マンガ「ドラえもん」などで知られる故・藤子・F・不二雄さんの生誕90周年を記念したトリビュート本「藤子・F・不二雄トリビュート&原作アンソロジー F THE TRIBUTE」…
テレビアニメ化もされた市川春子さんの人気マンガ「宝石の国」のコミックス最終13巻が11月21日に発売されたことを記念して、テレビアニメ「宝石の国」全12話が、YouTubeで無料…