アニメ質問状：「閃光のナイトレイド」　リアルな描写とサイキックアクションが魅力

　話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、テレビ東京とアニプレックスの共同企画「アニメノチカラ」の第２弾「閃光のナイトレイド」です。製作委員会を代表して、アニメ制作会社「Ａ−１　Ｐｉｃｔｕｒｅｓ」の第一制作室の大松裕プロデューサーに作品の魅力を語ってもらいました。

ウナギノボリ

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　−−作品の概要と魅力は？

　１９３１年の中国大陸を舞台にした日本陸軍特別工作員が繰り広げるサイキックスパイアクションもの。アニメではあまり取り扱わない時代設定、そしてその時代にそったリアルな描写とアニメならではのサイキックアクションの融合が本作の最大の魅力と思っています。

　−−アニメ化企画のきっかけは？

　自分が元々、「満州国（旧満州＝現中国東北部）」に興味をもっており、その時代と舞台を使いアニメーションを作りたいという希望を松本淳監督の前作「ＰＥＲＳＯＮＡ（ペルソナ）−ｔｒｉｎｉｔｙ　ｓｏｕｌ−」のアフレコで話したところ、松本監督とアニプレックスの足立和紀プロデューサーに賛同してもらえたのがきっかけです。

　−−作品を作るうえでうれしいこと、逆に大変なことは？

　大変なところは、とにかく読まなくてはいけない資料が膨大にあるのでそれらの情報を取り入れ、整理することですね。それと、作品の舞台もどんどん変わっていくので美術設定やキャラクターの衣装設定を発注し、描いてもらう点数がとても多いのも大変です。うれしいことはイメージ通りにフィルムが上がったときですね。フィルム作りはその瞬間だけが楽しくて、それ以外はしんどいことだらけですね（笑い）。

　−−今後の展開、読者へ一言お願いします。

　中盤以降でドラマが急加速します。今までにはなかったキャラクターの絡みがどんどん描かれますのでぜひ最後まで視聴してください。

Ａ−１　Ｐｉｃｔｕｒｅｓ　第一制作室　プロデューサー　大松裕

　◇主な放送スケジュール

　テレビ東京が月曜深夜１時半～、テレビ大阪は金曜深夜２時３５分～、テレビ愛知は水曜深夜１時５８分～、ＢＳジャパンは日曜深夜０時５分～。