エヴァンゲリオン:「初号機」痛車“暴走”せず完走 スーパーGT9位で「初音ミク」破る

 1、2日に富士スピードウェイ(静岡県小山町)で開かれた自動車レース「スーパーGT」のGT300クラスに、人気アニメ「エヴァンゲリオン」に登場する「エヴァンゲリオン初号機」をあしらった“痛車(いたしゃ)”仕様のレーシングカー「エヴァンゲリオンRT初号機aprカローラ」が初参戦。“暴走”することなく、9位で無事完走を果たした。「初音ミク」の痛車として有名な「初音ミク × GSRポルシェ」は14位で、“エヴァ対ミク”の初対決はエヴァに軍配が上がった格好だ。 

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 痛車とは、アニメやゲーム、マンガのキャラクターを車体に描いた自動車のこと。“初号機仕様”のレーシングカー「エヴァンゲリオンRT初号機aprカローラ」は、初号機がレーシングカーにトランスフォーメーション(変形)したらというコンセプトでデザインされた。カラーリングは、紫を主体に、鋭い目をイメージした黄色のヘッドライトやカウル下部に緑色をあしらうなど、極力初号機のイメージに近づけた。

 14番グリッドからスタートした“初号機”は、8周目でピットインし、他車のピットイン中にコーナリング性能を生かして順位を上げる作戦が奏功し、全車が2回のピットインを済ませた後は11位に順位を上げた。残り15周から果敢に攻めて順位を上げ、最終的には9番手でチェッカーを受けた。アニメでは度々暴走を繰り返した初号機もレースでは安定した性能をみせた。次の第4戦は、6月19、20日にマレーシアのセパンサーキットで行われる。(毎日新聞デジタル)

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