MD松尾のヒット解析:「マリオギャラクシー2」大ヒット確実 「ロストプラネット2」好調

 TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーが17~23日のヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

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 今週は何と言っても「スーパーマリオギャラクシー2」(Wii、任天堂)です。操作方法を分かりやすく解説したDVDを付けるなど、ライトユーザーに向けた取り組みをしっかり行っており、嵐を起用したテレビCMの効果もあって大ヒットは間違いないでしょう。2位は「ドラゴンクエスト モンスターズジョーカー2」(DS、スクウェア・エニックス)か、新作の「魔装機神」(DS、バンダイナムコゲームス)でしょう。「魔装機神」はかなりの予約が集まっており、期待しています。気になるのは新作の「サカつくDSワールドチャレンジ」(DS、セガ)と「ウイニングイレブン 2010 蒼き侍の挑戦」(PS3、KONAMI)。日本代表が活躍すれば大きく動きそう。「メダロットDS」(DS、ロケットカンパニー)も注目です。

 ◇17~23日の結果

 人気アクションゲームの新作「ロストプラネット2」(PS3・Xbox360、カプコン)がトップに立ちました。当初の予想を大幅に上回る結果で、追加発注をかけながら在庫を切らさずに行けたのが好成績につながりました。ちょっと難易度が高めでやり込み要素が豊富なゲームが受ける昨今のPS3の状況を反映したといえるかもしれません。2位は「ドラゴンクエスト モンスターズジョーカー2」(DS、スクウェア・エニックス)。発売から1カ月が経過しようとしているにもかかわらずほとんど売り上げが落ちません。発売日周辺にコアユーザーが購入し、継続的なプロモーションの成果もあって、発売からしばらくたってからライトユーザーが購入したということでしょうか。

 ◇ランキングは次の通り(17~23日・TSUTAYA調べ)

1位 ロストプラネット2(PS3)

2位 ドラゴンクエスト モンスターズジョーカー2(DS)

3位 ウイニングイレブン2010 蒼き侍の挑戦(PS3)

4位 メタルギア ソリッド ピースウォーカー(PSP)

5位 ウイニングイレブン2010 蒼き侍の挑戦(PSP)

6位 ウイニングイレブン2010 蒼き侍の挑戦(PS2)

7位 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 約束の日へ(PSP)

8位 ロストプラネット2(Xbox360)

9位 キャプテン翼 激闘の軌跡(DS)

10位 スーパーストリートファイター4(PS3)

 ◇プロフィル

 松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー

 「GAME TSUTAYA」加盟約450店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。96年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。02年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。

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