女優の黒木瞳さん(49)が31日、エッセー「私の場合」(講談社)刊行記念の記者会見と握手会に登場。黒木さんは「本を出すのは12冊目。記念すべき女優生活30周年に(本が)出せて、うれしいやら恥ずかしいやら」と照れながら、「きっとみなさんの『私の場合』があるはずです。みなさんの『私の場合』を清く正しく生き続けて、私も清く正しく生きたいなと思います」と話していた。
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「私の場合」は、黒木さんが雑誌「Grazia」09年1月号から1年半連載していたエッセーで、「母のこと」「宝塚のとき」「私の生きる道」「最初で最後のラブレター」「加齢の事実」「トラウマな女」など、自身の半生を振り返る17編とグアムで撮影した撮り下ろし写真を収録している。
黒木さんは「女性に何かエールを送りたい。元気になれたり、強く生きていけるように読んでほしいと思いました。自分のことで書こうと思ったらタイトルは自然と『私の場合』になりました」と語り、連載を終えた感想を「つらかった……。」と振り返った。「私は原稿用紙と鉛筆で書くんですが、涙を流しながら鉛筆を握りしめたこともありました。でも、少しでも誰かの勇気になればと思って」と執筆の苦労を語り、「鶴が布を織るようにこつこつと、絵文字こそ使わないですが(笑い)、メールのように口語体で、伝わりやすいように書きました」と語った。
また、単行本のためにグアムでの撮影について「実は、グアムに行ったのは初めてなんです」といい、、「街のほか、山や草原、砂浜などの大自然で、“素の黒木瞳”を見てもらえれば。そのための演出で、撮影中の衣装は全部白なんです。すごくきれいな夕焼けとかも合成じゃないですよ。日が落ちる5分くらいを狙いましたよね」と笑顔でアピールした。
「私の場合」初回配本分には、女優生活30周年記念の特別限定版としてスワロフスキーを使った特製クリスタルネックレスが付く。(毎日新聞デジタル)
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