MD松尾のヒット解析:「マリオギャラクシー2」が断トツ 「魔装機神」は欠品

 TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーが24~30日のヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

ウナギノボリ

 今週も「スーパーマリオギャラクシー2」(Wii、任天堂)、「ドラゴンクエスト モンスターズジョーカー2」(DS、スクウェア・エニックス)の上位陣は揺るがないでしょう。前週3位の「魔装機神」(DS、バンダイナムコゲームス)は入荷がないため、「サカつくDSワールドチャレンジ」(DS、セガ)が3位か。アニメもヒットしている人気マンガが原作の「フェアリーテイル ポータブルギルド」(PSP、KONAMI)も初のゲーム化ということもあって上位に来るのでは。話題の児童文学原作の「怪談レストラン裏メニュー100選」(DS、バンダイナムコゲームス)も子供向けのタイトルとしてヒットしそうです。

 ◇24~30日の結果

 「スーパーマリオギャラクシー2」(Wii、任天堂)が断トツでした。売れ行きも前作「マリオギャラクシー」の倍近くに達しており、いいスタートを切りました。発売日直前に予約が殺到したため、欠品するかと心配していましたが、売り切れることはありませんでした。ロングセラーが期待できそう。2位は「ドラゴンクエスト モンスターズジョーカー2」(DS、スクウェア・エニックス)。CMを継続的に放送しており、売り上げを伸ばしています。3位は新作の「魔装機神」(DS、バンダイナムコゲームス)でしたが、こちらは欠品してしまいました。「サカつくDSワールドチャレンジ」(DS、セガ)は4位。出足が鈍かったので心配していましたが、土日で盛り返しました。

 ◇ランキングは次の通り(24~30日・TSUTAYA調べ)

1位 スーパーマリオギャラクシー2(Wii)

2位 ドラゴンクエスト モンスターズジョーカー2(DS)

3位 魔装機神(DS)

4位 サカつくDSワールドチャレンジ(DS)

5位 ロストプラネット2(PS3)

6位 メタルギア ソリッド ピースウォーカー(PSP)

7位 ウイニングイレブン2010 蒼き侍の挑戦(PS3)

8位 ウイニングイレブン2010 蒼き侍の挑戦(PSP)

9位 メダロットDS カブトバージョン(DS)

10位 ウイニングイレブン2010 蒼き侍の挑戦(PS2)

 ◇プロフィル

 松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー

 「GAME TSUTAYA」加盟約450店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。96年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。02年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。

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