釈由美子:天才バカボンで初舞台 「バカボンのママなのだ!」

舞台「天才バカボン」で初舞台を踏む釈由美子さん(右)と釈さんが演じるバカボンママ (C)フジオプロ
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舞台「天才バカボン」で初舞台を踏む釈由美子さん(右)と釈さんが演じるバカボンママ (C)フジオプロ

 女優の釈由美子さん(31)が、故赤塚不二夫さんの人気ギャグマンガを舞台化した「天才バカボン」の公演で初舞台を踏むことが5月31日、明らかになった。釈さんはバカボンのママ役を演じ、バカボンのパパは劇団「大人計画」を主宰する松尾スズキさん、バカボン役は同じく「大人計画」に所属する荒川良々さんが演じる。

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 釈さんは「私にとって、初めての挑戦となる舞台でまさか、そんな! 大人計画の方々やこんなスゴイみなさまとご一緒させていただけるなんて、不安も吹っ飛び、楽しみでゾクゾクしています。松尾さんや荒川さんとも久しぶりに共演させていただけて、とてもうれしいです」と興奮気味にコメントしている。

 「天才バカボン」は赤塚さんが67年4月に「週刊少年マガジン」(講談社)で連載をスタート。78年まで掲載誌を替えながら連載が続き、アニメ化も4回されている赤塚さんの代表的なギャグマンガ。元々は天才だったが、あるアクシデントでバカになってしまったバカボンのパパを中心に、ママ、バカボン、はじめちゃんのバカボン一家やレレレのおじさん、ウナギイヌなどのキャラクターが活躍するギャグマンガ。

 今回の舞台は、テレビのバラエティー番組「笑う犬の情熱」「笑う犬の太陽」(02~03年)の構成やシティボーイズミックス公演などの作・演出を手がける細川徹さんが02年に立ち上げたコントユニット「男子はだまってなさいよ!」の7回目の公演となり、原作のテイストを存分に生かしたナンセンスでブラックな舞台を目指す。

 以前から「舞台をやってみたい」と考えていた釈さんは、数あるオファーの中からこの舞台を選んだ。「濃い役者さん方にもまれながら私もこの『天才バカボン』で一皮むけて、新生・釈由美子をお見せできるよう、頑張りますのでぜひ、劇場に来て見守っていてください(笑い)」と話している。

 その他の出演は、大堀こういちさん、五月女ケイ子さん、皆川猿時さん、坂田聡さん、お笑いコンビ「キングオブコメディ」の今野浩喜さん、「ボクデス」こと小浜正寛さんら個性派が出演する。舞台「天才バカボン」は本多劇場(東京都世田谷区)で7月23日~8月1日に全13公演を予定。チケットは26日に一般販売開始。価格は前売り券が6500円、当日券が7000円(全席指定)。問い合わせはイエロージャップ(電話0422・55・0587)まで。(毎日新聞デジタル)

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