女優の水野美紀さん（３５）とお笑いトリオ「森三中」の村上知子さん（３０）、歌手のソニンさん（２７）が４日、舞台「アウェーインザライフ」に登場するガールズバンド「シスターロメロ」の女忍者風セクシー衣装で会見を開いた。水野さんは「歌って踊って、ここは失神しそうになるっていうポイントがある」と明かし、歌うシーンのポイントは「歌手ではないので、勢いと顔とパフォーマンス。主に顔で」と話した。また、村上さんは「（水野さんとソニンさんの）２人のおしりがきわどいシーンがある。（チケットは）８５００円ですけど、１万円払ってもいいぐらい」とアピールした。
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「アウェーインザライフ」は、水野さんと脚本家の楠野一郎さんの演劇ユニット「プロペラ犬」が、ロックバンド「筋肉少女帯」とコラボレートし、“エンゲキロック”と称して行う公演。会場となるライブハウス「赤坂ＢＬＩＴＺ」（東京都港区）では初の演劇公演となる。
どこに行っても“アウェー感”を感じながら活動を続ける５人組のガールズバンドが、マネージャーの手によってスーパーグループに上り詰めるが、方向性の違いやメンバーの仲たがいから解散に追いやられる。その後、再結成や再解散を経て、再々結成記念ライブに臨む……という物語。公開けいこは、本番さながらに２時間１５分にわたって行われ、水野さんはバンドのボーカル・レナ、村上さんはバンド解散後に女優になったアンリ、ソニンさんはレナの妹で音楽的才能に恵まれたヤヤを熱演した。演出は俳優としても活動する演出家の河原雅彦さんが手がけている。
３人のうち、唯一既婚者の村上さんは、けいこ場で夫の写真を見せたりしていたといい、水野さんは自身の結婚について「予定ないですね」、ソニンさんも「ないです」と苦笑い。村上さんはソニンさんについて「みんな忘れてるかもしれないけど（ソニンさんは）歌手ですから」と紹介。ソニンさんも「一応歌手です。今もやめたわけじゃない。（ステージで歌うと）懐かしいですね。いろいろ思い出しちゃう。ファンの人も思い出すかも」とちょっぴり切ない表情を見せた。しかし、ソニンさんは、水野さんから「芝居では私がリーダー、裏ではソニンちゃんがリーダー。社長って呼ばれている」などと暴露され、村上さんに「初舞台とは思えないぐらい堂々としている」、水野さんに「音程がよくて一緒に歌ってて困らない」と上から目線でコメントしていた。
劇中で使用される楽曲は、全２０曲がすべて「筋肉少女帯」の新旧楽曲。日替わりゲストとして、「筋肉少女帯」や、同グループの大槻ケンヂさん、元「ＳＨＯＷ−ＹＡ」のボーカル・寺田恵子さん、元「すかんち」のボーカル・ＲＯＬＬＹさんらミュージシャンや、お笑いコンビ「ロッチ」、「キャイ～ン」「バナナマン」などのお笑い芸人らが出演。それぞれが歌唱や、コントなどを行いながら、救世主的役割で物語に登場する。
東京公演は１８日まで。大阪公演は２３～２５日、「サンケイホールブリーゼ」。（毎日新聞デジタル）
