パックマン:30周年記念新作は「歌うパックマン」 生みの親が明かす

オランダの国際テレビゲーム会議で講演した岩谷徹教授
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オランダの国際テレビゲーム会議で講演した岩谷徹教授

 今年発売30周年を迎えたゲーム「パックマン」の最新作のコンセプトが「歌う」であることが3日(現地時間)、オランダ・ユトレヒトで開かれている国際テレビゲーム会議「フェスティバル・オブ・ゲームス」で明らかになった。

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 「パックマン」は80~87年、29万3822台が販売されたゲームで、全米で放送されたテレビアニメが最高視聴率56%を記録。05年には「世界でもっとも成功した業務用テレビゲーム機」としてギネスブックに認定された。5月には期間限定でウェブ検索サービス手「グーグル」で「遊べるロゴマーク」となるなど現在も高い人気を誇っている。

 会議では、「パックマン」の生みの親として知られる元バンダイナムコゲームスの岩谷徹・東京工芸大学教授が「パックマンの30周年」と題して基調講演を行った。最新作のコンセプトが「シンギング・パックマン」であると明かし、「せっかくパックマンが口を開けて進んでいるなら、パックマンが歌ってもいい」と説明した。また「日本のゲームが世界で成功した理由の一つは、さまざまなサービスが詰め込まれており、日本語では『至れり尽くせり』という」と語り、「MANNGA」「OTAKU」と並ぶ国際語にしたいと話した。会場では、ギネス世界記録の認定状が岩谷教授個人に改めて贈られるサプライズもあり、「長年パックマンを愛してくれた皆さんのお陰」と感謝していた。

 「パックマン」最新作の詳細は米国ロサンゼルスで6月15日(現地時間)に開催される「パックマン」プレスカンファレンスで明らかになる予定。(毎日新聞デジタル)

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