アーティストのGACKTさんが10日、所属レーベルをエイベックスに完全移籍後初となる全国ツアーを東京・青海のライブハウス「Zepp東京」でスタートさせた。GACKTさんは、移籍第1弾シングル「EVER」(7月28日発売)を初披露するなど全13曲を熱唱。「おまえらしっかり最後までついてこい! また会おうぜ! 愛してるぜー!」と観客をあおりながら激しいパフォーマンスを繰り広げ、集まったファン約2000人を熱狂させた。
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「GACKT YELLOW FRIED CHIKENz 煌☆雄兎狐塾~男女混浴肌華祭~(きらめきおとこじゅく~だんじょこんよくはだかまつり~)」と銘打たれた今回の全国ツアー。GACKTさん率いるバンド「YELLOW FRIED CHIKENz(イエロー・フライドチキンズ)」が3月に川崎で行った漢(オトコ)限定ライブ「煌☆雄兎狐塾~男尊女秘肌華祭~」を、女性も参加可能にしたもので、東京、名古屋、福岡、大阪、仙台、札幌のライブハウス「Zepp」で8月20日まで24公演を実施する。
通常のコンサートでは、3~4時間をかけるところ、今回のツアーでは、ほとんどMCも入れずに“暴れまくる”形式で、GACKTさんのライブとしては異例の70分間のセットを予定。凝った演出などは排除し、「演者と観客が音楽でぶつかり合い暴れまくること」を目的としている。GACKTさんの「Zepp」ツアーは06年以来2度目。24公演の総動員数は5万人を予定。
GACKTさんは、7月には自身初のヨーロッパツアー「GACKT COMING TO EUROPE 2010 ATTACK OF THE “YELLOW FRIED CHIKENz”」を、ロンドン、パリ、バルセロナ、ミュンヘン、ボーフムの5カ所で敢行する。同バンドは、3月の女子禁制ライブを行った際に、ツアーのバンドメンバーとGACKTさんが結成。自身を「オトコ」であると自信を持っているGACKTさんが、海外公演でバンドのコンセプトが伝わりやすいようにと、あえて「イエロー」「チキン」(腰抜け)と皮肉を込めたという。(毎日新聞デジタル)