中谷美紀:アニメ「くるねこ」で1人全役 7月から関東でも七色の声披露

アニメ「くるねこ」で1人6役以上を演じ分ける中谷美紀さん
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アニメ「くるねこ」で1人6役以上を演じ分ける中谷美紀さん

 関西と東海地区で放送中のアニメ「くるねこ」が、7月からの新シーズンに女優の中谷美紀さん(34)を声優に迎え、中谷さんが主人公とその飼い猫5匹や擬音などすべてを一人で演じ分けることが15日、明らかになった。新シーズンは関東地区での放送が決定しており、7月4日から「テレビ神奈川」で、7月18日から「TOKYO MX」で放送を開始する。中谷さんは「猫を飼ったことはないのですが、私自身が猫のように気ままで身勝手なので、くるねこ愚連隊の面々に感情移入しつつ、子猫役からおじいさん役まで、1人で何役も演じることを楽しんでいます」と楽しみながら収録を進めているという。

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 「くるねこ」は、くるねこ大和さんが拾った子猫たちの里親探しのために06年からブログで連載したマンガが原作で、エンターブレインが単行本化し、5巻まで発売され累計で80万部を売り上げている。捨て猫を見ると、拾わずにはいられない作者の猫だらけの生活をほのぼのと描いている。

 アニメは、「おじゃる丸」(NHK教育)の大地丙太郎監督が手がけた。「アフレコ」の逆に、先に声を録音して後からアニメを制作する「プレスコ」という手法を用いた。大地監督は、中谷さんについて「本番前の練習の第一声で、『おお、OK』と思いました。一人全役。個性ある数々のネコから、飼い主のマンガ家、近所のおばちゃんおじいさん、さらにはネコのシッポの音『フォンフォン』、じゃれる『ゴロゴロゴロ』など効果音まで『楽しい~♪』と言いながら演じてましたね。その一言にきっと面白くなるなと確信しました」と絶賛している。

 09年7月に放送開始した第1期は、小林聡美さんが声優を務め、ビビアン・スーさんが主題歌を担当。関西で7.7%、東海地区で6.5%の最高視聴率を記録し、DVDシリーズの売り上げは3万枚を突破している。

 新シーズンは関西テレビで7月3日から毎週土曜午後5時25~30分、東海テレビで7月3日から毎週土曜午前11時40~45分、東京MXテレビで7月18日から毎週日曜午後7時55分~8時、テレビ神奈川で7月4日から毎週日曜午前10時25~30分に放送。中谷さんは「週末のつかの間、あなたの心のすき間に『くるねこ』をぜひ!」とアピールしている。(毎日新聞デジタル)

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