世界最大級のテレビゲーム見本市、E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)が米ロサンゼルスで15~17日(米国時間)、開かれた。初日は裸眼で立体映像が楽しめる新型ゲーム機「ニンテンドー3DS」を発表した任天堂のブースに2時間半待ちの行列ができたほか、各社の最新ゲームが多数展示され、多くの関係者でにぎわった。
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今年のトレンドは3Dの「立体視」と手足の動きでゲームを操作する「モーションコントロール」だった。立体視では、ニンテンドー3DSのほか、ソニ−・コンピュータエンタテインメント(SCE)が専用メガネを用いたPS3向けの立体視対応ゲームを、ソニーの3D液晶テレビ「ブラビア」と共に大きく展示していた。
「モーションコントロール」では、マイクロソフトがコントローラーを持たずに、全身のジェスチャーで楽しめる新型ゲームシステム「キネクト」をXbox360向けに発表。SCEも両手を動かして操作できるPS3用の新型コントローラー「Moveモーションコントローラ」を発表し、立体視対応ゲームと組み合わせた展示も見られた。
過去13年間右肩上がりの成長が続いてきた米ゲーム市場だが、09年度はゲームソフト売り上げベースで105億ドルと前年比89.7%のマイナス成長で、大企業でリストラなどが続いている。新技術でユーザーに新しい体験を、比較的安価に提供したいというメーカー側の思惑もあり、ダンスゲームやカラオケゲームといった、カジュアルなゲームに人気が集まっていた。(毎日新聞デジタル)
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