吉瀬美智子:ドラマ「ハガネの女」で主演 「内面が充実した輝く人でいたい」

「寝ると嫌なことも忘れちゃう」という吉瀬美智子さん
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「寝ると嫌なことも忘れちゃう」という吉瀬美智子さん

 テレビ朝日系で放送中のドラマ「ハガネの女」(毎週金曜午後11時15分)で、“ハガネ”のような精神力で問題あるクラスの児童や、我が子のために理不尽な注文をつける親たちに立ち向かっていく臨時教師を演じている吉瀬美智子さん。7月2日の最終回に向けてドラマも佳境を迎え、個々の児童が抱える問題は解決するのか、ハガネの恋の行方など残り2回は目が離せない。肉体的にもハードな現場を持ち前のバイタリティーで乗り切る吉瀬さんは、休日には「おいしいものを食べて、お風呂に入って、寝る」が最高のストレス発散法だという。インタビュー3回目は吉瀬さんのオフの過ごし方や生き方などを聞いた。(細田尚子/毎日新聞デジタル)

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 「ハガネの女」は深谷かほるさんが「YOU」(集英社)で連載中のマンガが原作。言いたいことをはっきり言い、行動力もあるハガネの人柄は「曲がったことが嫌いな私に似ている」という。「あまりくよくよしないし、『スーパーポジティブ』といわれるほどポジティブですね。寝ると(嫌なことも)忘れちゃうんですよ」と笑う。

 休日はあまり外出せず、ゆったりと過ごして体を休ませるようにしている。「外に行かなくても平気なんですよ。家の中が大好きで、だからインテリアにもすごくこだわりがある」という。そのこだわりぶりは「引っ越したら、その家に合うように家具を全部買い替えるんです。前の家で使っていたものはすべて捨てて、きれいさっぱりリセットして、新しい家に住む。いったん家が決まったら5年は住みます。思いこんだら一直線というか、さっぱりして男っぽいところはありますね」と外見の美しさからは想像できない芯(しん)の強さがある。

 時間に余裕があるときはゴルフや釣りに出かける。「しょっちゅう行っているわけではないんですが、今はゴルフが一番好き。釣りも好きなので釣りざおさえあれば、いつでも行きたいんですけど」と趣味も男っぽいところがある。

 「女優を一生続けたいか」と聞くと、「今こうやっていい状態で主演までやらせてもらえるくらいになって、本当にありがたいなと思っています。ずっと女優をやりたいかというと、やっぱり1人の女性として幸せもつかみたいし、仕事だけの人間では嫌なので、公私のバランスよく、自分の人生なので楽しんで過ごしたいですね」ときっぱりと答えた。

 3年前に本格的に女優業に移行し、環境や要求に応じて演技も変化させてきた。だから10年後も「求められれば女優もやるし、そのとき女優を続けたいと思っていれば続けていると思います。今のいい状態を10年後も保つことができて、画面に出ても恥ずかしくない状態で輝いていられる人でいたいですね。いくらしわが増えても、今より太っていても、内面が充実していたら、すてきな生き方ができると思う。10年たっても中身が充実して輝いている人でいたいなと思います。それで私のブログのタイトルも『輝くレシピ』にしたんですよ」と、最後にとびきりの“輝く笑顔”で答えた。

 <プロフィル>

 1975年2月17日、福岡県出身。アルバイト中にスカウトされ、モデルの仕事を始める。ファッション誌「Domani」(小学館)など、さまざまな雑誌やCMで活躍。03~07年に「噂の!東京マガジン」(TBS系)でアシスタントを務めた後、07年に「ライアーゲーム」(フジテレビ系)や「働きマン」(日本テレビ系)、「ジョシデカ!」(TBS系)などヒット作に出演し、注目を集める。 08年は「のだめカンタービレ in ヨーロッパSP」(フジテレビ系)を皮切りに「魔王」(TBS系)や「太陽と海の教室」(フジテレビ系)、「ブラッディ・マンデイ」(TBS系)など立て続けに出演し、09年にはNHK大河ドラマ「天地人」、「BOSS」(フジテレビ系)にも出演した。5月21日にスタートしたテレビ朝日系「ハガネの女」(毎週金曜午後11時15分)で連続ドラマ初主演。映画は09年に「白夜」のヒロイン役、09年と10年の「のだめカンタービレ最終楽章 前編/後編」にドラマと同じエリーゼ役で金髪のカツラに眼鏡姿で登場した。10年3月公開の「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」に出演、4月公開のヨットを題材にした青春映画「海の金魚」にも出演している。公開待機作に「死刑台のエレベーター」(10月9日公開予定)がある。

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