90年代に人気を博したバラエティー番組「進め!電波少年」(日本テレビ系)のDVD第2弾「電波少年事件簿」(バップ)の発売会見が1日あり、司会を務めたタレントの松本明子さんと松村邦洋さん、「T部長」でおなじみの日本テレビの土屋敏男エグゼクティブディレクターが登場。松本さんは、来日した故マイケル・ジャクソンさんに花束を手渡した企画を思い出し「子どもだと思われたみたいで、マイケルさんの方から近づいてくれた。私たち2人の全盛期だった」と話した。
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「電波少年」は92年から放送されたバラエティー。「進め!」から「進ぬ!電波少年」「雷波少年」など10年以上にわたって放送された。松村さんが突撃した「アポなしロケ」や、猿岩石の「ユーラシア大陸横断ヒッチハイク」、なすびさんの「電波少年的懸賞生活」など数々の過激な企画を放送して人気を集めた。
DVDは、4月に発売され、約1万8000枚を売り上げた「BEST OF BEST 雷波もね」に続く第2弾で、「松村邦洋砂漠で遭難」「猿岩石飛行機に乗っていた」「ウド、喉を詰まらせて死にかける」など数々の体当たり企画の裏側が明かされるという内容。
会見は、“ダダ漏れ”と題され、動画配信サービス「USTREAM(ユーストリーム)」で生中継されたほか、簡易SNS「Twitter(ツイッター)」の一般ユーザーも招いて行われた。有吉弘行さんが東京ドームで野宿をしていたと語っていたから、若手だった「猿岩石」を「ユーラシア大陸横断ヒッチハイク」に起用した決め手になったことなど裏話が次々と明かされた。土屋さんは、人気を集めた「ユーラシア大陸横断ヒッチハイク」で、タイから政情不安定だったミャンマーに移動する際に、猿岩石が飛行機を使ったことが後で発覚し、「やらせ疑惑」と問題になったことについて、土屋さんは「番組でもヒッチハイクで(ミャンマーに入った)とは言っていなかったが、飛行機に乗ったことを言い出せないままゴールし、その後で報道された。インターネットがあるから、今だったらもっと早くばれてたと思う」と話していた。
松村さんは遭難しかけた時の思い出を「謙虚であれば連れて帰ってもらえると思っていたが、助からないと思ってから『どうせ死ぬんじゃないの?』とスタッフに歯向かった。助かった時は喜んで砂漠を駆け回りましたね」と振り返った。
DVDは23日、3000円で発売。同日からレンタルも開始、9月15日にはユーザーのリクエストで収録内容を決める第3弾、さまざまな企画のゴールを集めた第4弾も発売予定。(毎日新聞デジタル)
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