久保ミツロウさんのマンガを森山未來さん主演でドラマ化した「モテキ」(テレビ東京系)の記者発表会が12日行われ、森山さんと女性キャスト4人が登場した。森山さんは「現場の目まぐるしさや女性のふり回され方で生まれて初めて白髪が3本生えました」とあいさつして笑わせた。作品の中で、女性が担ぐみこしに乗る森山さんは「あのみこしは、モデル事務所から来てくれた女性が担いでくれて、専門ではないのでみんな肩が痛そうで……。こんな経験はないと思いながらも気を使ってしまいました」と恐縮していた。
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「モテキ」は08~10年に「イブニング」(講談社)で連載されたマンガで、コミックス全4巻で125万部以上を発行している。さえない30歳前の派遣社員・藤本幸世(森山さん)は、ある日を境に突然、知人の女性たちから連絡が入ってくる「モテ期」の到来に色めく。チャンスと思った藤本は、彼女たちと2人で会う機会をつくるが、これまでの苦い経験から最後の一歩が決められない……というストーリー。深夜ドラマを数多く手がける大根仁監督がメガホンを取る。
森山さんと舞台で共演している菊地凛子さんは、ヤンキーの尚子という役柄について「日ごろ森山さんが、せりふを覚えろとか(私を)怒鳴ったり怒ったりするほうなので、プライベートとは逆の役をやらせていただいて爽快(そうかい)です。今まで見たことのない、いきいきした活魚のような感じが出てると思います」とうれしそうに話し、幸世と2人で旅をするボーイッシュな女性・いつかを演じる満島ひかりさんは「未來君は立ってるだけで、いつも何もしてないな。女の子は悪戦苦闘してがんばってます」と受け身な森山さんの役柄についてぼやき、「私の出る第2話で、岩井俊二さんの撮った映画の奥菜恵さんをまねするんです。すごく似てるので私に注目して」と見どころを語った。
幸世が人生で一番好きだった女性・夏樹を演じる松本莉緒さんと、幸世の元同僚の亜紀を演じる野波真帆さんは、自らの衣装も担当。松本さんは「ほぼ私服と自分の考えたものです。夏樹になりきろうと、撮影前から夏樹のイニシャルのネックレスをつけていました。(野波)真帆ちゃんと一緒に衣装もこだわっているのでその辺も注目してください」とアピールした。ドラマは16日にテレビ東京系で放送開始、毎週金曜深夜0時12分から。(毎日新聞デジタル)
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