葬送のフリーレン 第2期
第36話 立派な最期
3月13日(金)放送分
故・中条比紗也さんの人気少女マンガが原作のテレビアニメ「花ざかりの君たちへ」が、TOKYO MXほかで毎週日曜午後9時半から放送されている。原作は、「花とゆめ」(白泉社)で1996~2004年に連載され、実写ドラマ化もされた人気作。憧れの人・佐野泉に会うため、男装して全寮制男子校に転入した少女・芦屋瑞稀が、正体を悟られずに学園生活を送る……という学園コメディーで、初めてアニメ化された。芦屋瑞稀役の山根綺さん、佐野泉役の八代拓さん、中津秀一役の戸谷菊之介さん、難波南役の梅原裕一郎さん、梅田北斗役の福山潤さんに作品への思い、互いの魅力を語り合ってもらった。
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山根さん 原作が完結してかなり時間が経っているということもあり、令和ではなかなか見られないハプニングが起こりますし、そもそも憧れの男の子を追いかけて、海外から日本の男子校に転入するという設定自体が今の時代では珍しいのかなと思います。当時もそこまで大胆な設定の作品がなかったからこそ、時代を作る作品になったのかなという印象があります。
山根さん 瑞稀は持ち前の明るさ、元気さ、パワー、勇敢さみたいなものを全部持っていて、そういう瑞稀に周りの佐野や中津、ほかのメンバーがみんな感化されていって、自分の物語を動かしていく、心を動かしていく。この構図があんまり今の時代では見かけない気がしていて。令和の時代は、守りに入ってしまう瞬間、石橋をたたいて渡るような瞬間がたくさんあると思うんですけど、瑞稀を見ていると、こんなふうに自分もパワフルに人生の舵(かじ)を取って動かしてもいいのかもしれないと思います。
八代さん アフレコをしていて、めっちゃ楽しいなと思える作品です。この時代に初めてアニメ化する意味を感じました。収録が始まってからも、作品の持っているエネルギーもそうだし、言葉の面白さも含めて、演じる上での楽しみどころが本当に多い作品だなとしみじみ感じています。
戸谷さん 僕も瑞稀が男子に変装して男子校に入るという設定が面白すぎますし、この設定、めっちゃいいと思いました。恋愛のドキドキもあるけど、「バレないかな?」というドキドキもあって、「瑞稀、頑張れ!」という気持ちにさせられる作品です。ただ、瑞稀が佐野と結ばれるには結局バレなきゃいけないのかなと今後の展開を考えつつ、設定をうまく使った展開もあって、すごく面白いなと思って読みました。
梅原さん もちろん作品の主軸には恋愛があるんですけど、それ以上に瑞稀という主人公が、個性的なキャラクターたちとどう関わっていくかという処世術も学べるというか。瑞稀みたいに真っすぐがむしゃらに生きていれば、自然と周りがついてくるんだなと。主人公の人間的な魅力が作品を引っ張っているんだろうなと思っています。
福山さん 連載が始まった30年前は、リアルに僕が十代の頃で、ちょうど少女マンガの面白さに気付き始めた頃なんです。まだ、少女マンガとしてのラブコメの面白さの入り口の前で赤面してもじもじしている状態だったので、まだ「花ざかり」までたどり着いていなかったんですよね。今回アニメ化に当たって、作品に触れ直して、収録に入って、その物語を体験していると、まあ楽しい。ニヤニヤが止まらないと言いますか。若かりし頃の感覚も含めて、今の自分だから感じる面白さもありました。1、2話の収録の時に八代くんが「やっぱ名作って色あせないですね」と、ちょっと歯の浮くようなことを言っていて。
八代さん そう思っていたんですか? じゃあ、言ってくださいよ、恥ずかしい(笑)。
福山さん いや、でもいい言葉だなと思って。時代性はあるんですけど、面白さが変わらないのはすごいなと。「花ざかり」のハプニングや、恋愛模様のストレートな部分は、今だったらなかなか描けないと思うんです。それが何よりこの作品の面白さにつながっているのかなと思うくらい、エネルギッシュな作品だなと思いましたね。
八代さん 瑞稀に関しては、山根さん自身もそういうエネルギーを持っていると思うんですけど、思ったことを思った形のままに伝える人柄は、本当に人を動かす力になっているなと思います。それをお芝居で表現できるということは、やっぱりそうした性質をどこかに持っているということかなと僕は思っています。それは本当にすてきなことだなと思いますね。
山根さん うれしいです。
梅原さん 僕も八代くんが言ったように、山根さん自身が持っている人懐っこさが、うまいこと役とハマっているなと。瑞稀は結構難しい役で、対外的には男性と思われなきゃいけないけど、作りすぎたらおかしなことになってしまう。それを自然な範囲の中で演じられているので、ものすごく難しいことをさらりとやられているなという印象があります。山根さんにしかできないものがきっとあるんだろうなと思います。
戸谷さん 山根さんは、言葉に重みがしっかりある役者さんだなと僕は思っていて。瑞稀の格好いいシーンは、演じるのがめっちゃ難しいと思うんですけど、説得力、強さ、ストレートさがしっかり言葉に乗っているなと思う瞬間がたくさんあるんです。瑞稀が一番セリフが多いのに、一つも取りこぼさずしっかりと言葉で表現していて。収録の準備もめっちゃちゃんとしているし、本当に尊敬します。あと、山根さんは作品愛がめっちゃすごい。「花ざかり」のことは何でも知っているんです。
山根さん 恥ずかしくなってきました……。
福山さん 瑞稀って行動力モンスターじゃないですか。今はコミュニケーションツールとして携帯などがあるから、いくらでも繋がった感じになるんですけど、それがない時代は行動力ある人がいなかったら人と人が繋がれないんですよね。だから、桜咲学園に瑞稀が入ってきたことによって、繋がっていなかった人たちが繋がる。その行動力は、恐怖心に勝たないと出せないと思うのですが、山根さん自身も野郎ばかりの現場で、どのようにヒロインをやるのかと、怖い状況に置かれているはずなんですけど、体ごとぶつかっていっている。セリフ一つとっても、媚(こ)びを売ることをしない。スタジオの中でも、山根さん自身が受け身になるんじゃなくて、僕も含めて率先的に関わって、それぞれの目線で話してくれる。みんなが同じ目線で話せる仲間たちという構図になっているのは、山根さんが自分が真ん中にいるという意識を持って、率先して動くことをやっているからだなと思います。
八代さん すっごい見てくれている。
山根さん とってもうれしいです。自分では言語化できないけど気にしていること、頑張ろうと思っていることを、皆さんが気づいてくださって言葉にしてくださって、特大のプレゼントをいただいた気持ちです。
山根さん この作品に関わってくださっている方、ファンの方も含めて、瑞稀に対して「嫌だな」「羨ましいな」「モヤモヤするな」と感じて嫉妬されちゃうような子にはしたくなかったんです。「こういう女の子になれたらいいな」と思ってくれるようにしたかったので、それこそ媚びずに、私自身も自分を男だと思って現場に行こうと思っていました。ほかの現場と比べると、特殊な環境だったので、緊張がマイクに乗らないようにするには、自分が男になるしかないと。だから、絶対スカートは履かないし、ヒールも履かないと形から入って。皆さんとフラットに、フランクに仲間としてしゃべるのもきっと大事なんだと思って、現場にいます。それが皆さんに伝わっていたのがうれしいですね。
インタビュー(2)に続く。
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