湯浅卓:メガネなし、髪を切って熱演 文化人13人が登場、ドラマ「日本のいちばん長い夏」

ドラマ「日本のいちばん長い夏」の会見に出席した(左から)湯浅卓さん、中村伊知哉さん、立川らく朝さん、松平定知さん
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ドラマ「日本のいちばん長い夏」の会見に出席した(左から)湯浅卓さん、中村伊知哉さん、立川らく朝さん、松平定知さん

 アニメ「機動戦士ガンダム」の富野由悠季監督やマンガ家の江川達也さん、ジャーナリストの田原総一朗さんら13人の文化人が出演するドラマ「日本のいちばん長い夏」(NHK)の試写会が12日あり、国際弁護士の湯浅卓さんやフリーアナウンサーの松平定知さんら出演者が会見を開いた。湯浅さんは「監督から『メガネ外せますよね? 髪の毛短くできますよね?』といきなり言われて『はい?!』と答えてしまった。メガネを外してカメラの前に立ったのは中学2年以来。まさかそういう目に遭うとは」と語っていた。

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 同ドラマは、1963年に雑誌「文芸春秋」の編集者・半藤一利さんが主催して行われた終戦を語る座談会をドラマ化。迫水久常、佐藤尚武、富岡定俊、今村均、大岡昇平、池部良ら、第二次世界大戦の終戦時に政府の中枢や陸海軍の要職にあった人物、中国や南方の前線にいた人物、沖縄戦や東京の空襲を生き延びた人物ら28人が参加した座談会の様子を描き、ポツダム宣言発表後から終戦に至る昭和20年の“長い夏”を浮かび上がらせるという企画で鳥越俊太郎さん、作家の林望さんらが当時の文化人たちを演じている。

 湯浅さんは参議院議員の迫水久常役で出演。松平さんは朝日新聞学芸部部長の扇谷正造を演じ、劇中で歌も披露しているという。会見には、湯浅さんと松平さんのほか、参議院議員の松本俊一を演じた中村伊知哉さん、“話芸の神様”と呼ばれた俳優・文筆家の徳川夢声を演じた医師・落語家の立川らく朝さんも出席した。

 松平さんは「私は監督に『(役柄に合わせて)角刈りにするんですか?』とお聞きしたら、『物まねじゃないんで、別にいいです』とありがたいお言葉をいただきました(笑い)」と話すと、湯浅さんは「私と松平さんとで、監督の接する態度が違ったかもしれない。監督は鬼だと思いました」といい、「楽屋でみなさんと楽しい話をする時間がなかったら、(撮影の)3日間持たなかったかもしれない」と振り返っていた。

 同ドラマは7月31日午後8時~9時50分、BSハイビジョンで放送され、8月7日からは全国でロードショー公開される。(毎日新聞デジタル)

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