宮崎あおい:「アラレちゃんのめがねでアフレコ」 アニメ「カラフル」中学体育館で完成披露試写会

 直木賞作家・森絵都さんのベストセラーが原作の劇場版アニメ「カラフル」(原恵一監督)の完成披露試写会が14日、東京都世田谷区の東京都市大付属等々力中学校の体育館で中学生約300人を集めて開かれた。子どもらしい大きな声援が飛び交う中、宮崎あおいさんや南明奈さん、麻生久美子さんら豪華声優陣が舞台に登場。宮崎さんは原作の大ファンだったためプレッシャーがあったことを明かし、「彼女が見ている世界を感じながらやりたいと思ったので、実際のアニメのようにアラレちゃんのようなめがねをかけて、低く、おどおどしているように話すようにしました」と役作りについて語った。

 「カラフル」は、大きな過ちを犯して死亡し、天上界と下界の間でさまよう「ぼく」の魂に天使が現れ、下界で再挑戦するチャンスが与えられる。「ぼく」の魂は、いろいろなことに悩み、自殺した中学3年の小林真の体に入って息を吹き返し、小林真として生きることになる。家庭に問題があり、成績は悪く内気で学校に友達もいなかった真だったが、以前の真らしく振る舞わない「ぼく」に、周りの人間関係は変わっていく……という物語。

 真のクラスメート・唱子役を演じた宮崎さんは「私がお母さんになったら自分の子供に読んでほしいと思いました」と原作を絶賛。「自分の大好きな作品だったので、やりきれるかなってプレッシャーがありましたが、(役に)個性がある分、演じやすかったです」と話した。

 アフレコ初体験で真の母親を演じた麻生さんは「私が中学生のときは毎日面白くなくて、時間が流れるのが遅くて、辛いことが多いけど逃げ出す場所もないと思っていました。そのときにこの作品に会ってたら、生きてるってすごくすばらしいな、楽しいなって感じられたと思います。この作品がみなさんにすこしでも勇気を与えられるものだといいです」と自分を振り返りながら子供たちへのメッセージ伝えた。真が思いを寄せる同級生のひろかを演じた南さんは、「声優の仕事は苦手で不安だったんですけど、ひろかと同じく、私も適当な人間だったので楽にできました。(真に好かれる役だが)私は、“モテキ”が幼稚園の年長以来こないんです」と話した。

 原監督は「真くんは悲惨な状況で、皆さんの中にも人と同じようにできない自分をだめなやつと思い込んだり、そういう悩みをかかえてる事もあると思う。でも社会に出ると、人と違うことが求められて、みんなと同じだと要求にこたえられないこともある。人と違う自分をどんどん見つけていってほしい。悩むことはなくて、自分だけがもってる色を大切にして育っていってください」と生徒にエールを送った。映画は8月21日から全国で公開。(毎日新聞デジタル)

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