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ラノベ質問状:「まよチキ!」 ギャグ満載の文章と、インパクトあるキャラのマッチング

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あさのハジメさん作、菊池政治さん画の「まよチキ!」(メディアファクトリー)4巻

 話題のライトノベルの魅力を担当編集者が語る「ラノベ質問状」。今回は、女の子であることがばれてはいけない男装執事と、秘密を知ってしまった主人公のドタバタを描く「まよチキ!」(あさのハジメ著、菊池政治画)です。メディアファクトリー・MF文庫J編集部の庄司智さんに作品の魅力を聞きました。

 −−作品の魅力は?

 「美少女男装執事」というキーワードですね。この作品のメーンヒロイン・近衛スバルは、クラスメートの涼月奏というお嬢様に仕える執事で、学校では美少年として知られています。でも、実は彼女は女の子なのに、男の子の執事として学校に通わなくてはいけないという事情があり……。一方、主人公は主人公で、家庭環境からくる女性恐怖症という弱点を持っていて。そんな主人公が、スバルが女の子だという秘密を知ってしまったことから、物語は始まります。また、そういったインパクトのあるキャラクター配置のほかに、非常にテンポが良くて読みやすく、かつ笑えるギャグが豊富な文章も魅力のひとつだと思います。校正などのチェックをしていても、文章を読み返していて、改めて思わず噴き出してしまうということもしばしばありますね。

 −−作品が生まれたきっかけは?

 あさのハジメ先生には、もともと別作品でMF文庫J新人賞に応募していただいていて、その作品が個人的に面白かったので「また送ってください」というご連絡を差し上げていました。その後「男装執事の女の子がヒロインの話があります」というご構想をうかがって、「それは面白そうですね!」といって応募していただいたのがこの作品です。でも、最優秀賞に決まったときには、担当の自分自身びっくりしましたね……。あさの先生もかなりびっくりされたようで、受賞をお電話でお知らせしたときには思わず路上で大声を出されて、職務質問にあってしまったそうです(笑い)。

 −−作者とイラストレーターはどんな方でしょうか?

 あさのハジメ先生は市場分析を怠らず、常に他作品には負けないようにしたいというハングリーさをお持ちの方です。執筆のペースが早く、原稿が初稿からとても完成度が高く面白いので、担当として非常にやりがいのある方ですね。イラストの菊池政治先生は、「バルド」シリーズなどのゲームでご活躍されていて、もともと自分がそれらのゲームのファンだったことと、個性の強いキャラクターを魅力的に描いていただけるイメージが浮かんだためお願いしました。読者アンケートを見ていても、「以前から菊池先生のファンでこの作品を手に取った」という方と、「この作品で菊池先生のことを知った」という方がそれぞれいらっしゃり、さまざまな層の読者さんに支持していただいているのではないかと思います。また、菊池先生には本文をもとにいろいろなアドバイスをいただいたりもしており、とても参考になっています。中でも印象に残っているのが、1巻のカバーイラストの打ち合わせの際に、「見た目は男子ですが美少女です。あと執事ですが肌が見えるとうれしいです」ということをお話ししたら、「じゃあ上半身はちゃんと着せて下半身は脱がせちゃいますか」というご提案をいただいたことでした。1巻のあの素晴らしいカバーは、菊池先生のインスピレーションあってのことだと思います。

 −−今後の展開、読者へ一言お願いします。

 7月23日の文庫最新4巻にあわせて、27日発売のコミックアライブ9月号より、にぃと先生によるコミカライズが開始となります。とても可愛らしく、かつ原作の勢いを生かしたコミックになっていますので、原作ファンの方にも未読の方にもお薦めです! また、あさの先生には、コミックアライブで連載中の、春野友矢先生の「ディーふらぐ!」というコミックのドラマCDの脚本を書いていただきました。こちらも23日発売となっておりますので、「まよチキ!」ファンの方にはぜひ聞いていただければと思います。そのほかにも作品世界を広げられるよういろいろと頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします!

メディアファクトリー MF文庫J編集部 庄司智

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