ジロキッズ:両国発ねずみ小僧キャラ“参上” 「魔法陣グルグル」作者原案

東京・両国を中心に活動する新キャラクター「Jirokids(ジロキッズ)」
1 / 1
東京・両国を中心に活動する新キャラクター「Jirokids(ジロキッズ)」

 ねずみ小僧で知られる東京・両国に新たなゆるキャラ「Jirokids(ジロキッズ)」が“参上”した。人気アニメ「魔法陣グルグル」の作者・衛藤ヒロユキさんの原案で、23日、両国亭(東京都墨田区)で披露された。

ウナギノボリ

 「ジロキッズ」は、両国で毎年開催されている「大江戸両国からくり祭り」からのスピンアウト企画で、江戸時代に悪徳大名や商家から盗んだ金品を貧しい人に分け与えたと言い伝えられる義侠(ぎきょう)心あふれる義賊(ぎぞく)・ねずみ小僧の次郎吉をモデルに、衛藤さんが作成。失われてしまった江戸の「心」の豊かさを現代に伝え、広めるために時空を超えて参上したキャラクターという設定だ。

 衛藤さんは「ジロキッズは依頼を受けてから、情けな目、怖目、萌え系などいくつかつくって選ばれたものです。僕としては大変気に入っているので、皆さんにも愛していただけたらと思います。子供ですが、ちょっと斜に構えたクールなキャラです」と説明。お披露目会では、「Jirokids brothers」のCharlieさんによるテーマソング「Jirokids参上」、HAMAさんによるコラボレーションソング「キセキ」が発表された。

 「ジロキッズ」は、地元両国を中心に、着ぐるみがイベント等に参加するほか、キャラクターグッズの販売、ゲーム、アニメ、音楽配信などさまざまな展開が予定されている。8月18日には両国・回向院にある次郎吉の墓を参拝するほか、10月にはゆるキャラの代名詞ともなった「ひこにゃん」で知られる滋賀県彦根市で開催される「ゆるキャラまつり」に参加する。(毎日新聞デジタル)

アニメ 最新記事