壮絶な企業買収劇を描いたＮＨＫドラマ「ハゲタカ」の続編映画「ハゲタカ」（大友啓史監督）が、地上波で初放送される。「ハゲタカ　スペシャル・エディション」と題し、冒頭にドラマのダイジェストを加え、現在、大河ドラマ「龍馬伝」の演出を務める大友監督が自ら再編集した新バージョン。8月7日午後9時から（中国地方は同日深夜0時50分から）NHK総合で放送される。

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　「ハゲタカ」は、外資系ファンドから命を受けた天才ファンドマネジャーの鷲津政彦（大森南朋さん）が買収を仕掛けて企業を再生させていくドラマで、07年2月に放送され、国際番組コンクール「イタリア賞」（イタリア放送協会主催）などを受賞している。09年に公開された映画は、ドラマから4年後、膨大な資金を持つ「中国系ファンド」の指令を受けた劉一華（玉山鉄二さん）率いる「赤いハゲタカ」が、日本の大手自動車メーカーに買収を仕掛け、鷲津と対決する。08年9月の「リーマンショック」で世界同時不況に陥ったことから、脚本を大幅に書き換え、ラストシーンも変更された。

　また、映画版の放送に合わせてドラマ「ハゲタカ」も再放送される。第1回～3回は8月2～4日の深夜0時15分放送。第4回は5日深夜0時45分、第5・6回は6日の深夜0時50分と同1時50分に放送（広島県は6日のみ深夜1時20分と同2時20分）。全6回。（毎日新聞デジタル）